• ホーム
  • 業界動向
  • チケット転売対策は「QRコード+顔認証」!入場ゲートはタブレット端末のみ

チケット転売対策は「QRコード+顔認証」!入場ゲートはタブレット端末のみ

時事ネタ

2021/01/10 17:30

【なぐもんGO・74】 イベントのチケット転売対策は、さまざまな手段が講じられてきた。日本エアロスペースが提供する「ITSUMII Code(イツミ―コード)」もその一つ。ニューノーマルの電子チケットに対応しつつ、主催側が用意するのはタブレット端末だけという手軽さが強みだ。実際に体験してみると、スムーズさばかりか、意外なメリットも見えてきた。

顔認証+QRコードによるチケット転売防止策

 同サービスは、電子チケットに生体認証技術を組み合わせた転売・不正利用の防止策。チケット情報と顔画像を関連づけることで、安心・安全・スムーズなイベントの実現を目指す。

 運用の一例としては、チケットの抽選申し込み・購入時に、Webサイトやアプリ上で顔画像を登録する。その後、当選者および購入者にのみ、チケット情報と顔画像情報を融合したQRコードを発行。会場で来場者は、入場ゲートのタブレット端末にQRコードと顔を読み込ませ、認証されると入場することができる。
 
タブレット端末はQRコードから読み取った情報と顔画像の情報を照らし合わせるだけ

 実際に使ってみると、チケット申し込みの過程に顔の登録作業が加わっただけで、ほとんど手間はかからなかった。なお、顔は特徴点のみを暗号化して抽出し登録するため、そのままの顔画像がデータとして残ることはないという。顔を撮影することに抵抗を感じる人も安心して使える仕組みになっている。

 イベントの運営側にとっては、入場ゲートにタブレット端末のみを設置すればいいので、人手や手間がかからない。さらに、顔の特徴とチケット情報はQRコードを通してその場で取得し、カメラに映った来場者の顔と照らし合わせるだけなので、ストレージを圧迫することもなくオフラインで認証できる。通信障害などで発生する不具合を避けることができるのも魅力だろう。

 コロナ禍においては、紙のチケットの受け渡しやスタッフの目視による顔確認など、接触機会を減らすことで、感染拡大の防止にもつながる。緊急事態宣言により人数制限や、そもそも中止になってしまったイベントもあるかもしれない。貴重な機会を適切に、そして感染対策をとりながら安全・安心に楽しみたい。(BCN・南雲 亮平)

オススメの記事