新型コロナで揺らいだ2020年、激動の1年を振り返る

時事ネタ

2021/01/02 13:00

【話題のニュースダイジェスト】 2020年、新型コロナウイルス感染拡大という大きな出来事があり、対策に向けてマスク着用をはじめ、外出自粛や店舗の時短営業など、劇的に日常生活が変わったといえるだろう。一方、新型コロナウイルス以外でも大きな話題もあった。「BCN+R」でも昨年、さまざまなニュースを取り上げてきた。その中で、多く読まれた記事をピックアップした。

マスクの在庫はあるか

 新型コロナによって変わったことの一つといえば、マスクを着用するようになったことだ。しかも、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の前後、マスクを買いだめする傾向が高まり、品薄という状況に陥った。入手が難しくなったことを踏まえ、「マスク在庫あり」を集めたサイトをオープンする動きが出てきた。

 アスツールは、複数の通販サイトからマスクの在庫・価格情報を収集し、1枚当たりの価格で比較できるウェブサイト「マスク在庫速報」をオープン。できるだけ安価に入手するのに役立つサービスとして、提供に踏み切った。

屋内喫煙は原則禁止

 喫煙者を取り巻く環境は厳しく、しかも2020年4月にダメ押しともいえる法令が施行された。それは「改正健康増進法」。室内での喫煙が原則禁止となっり、たばこが吸えていた飲食店やパチンコ店なども喫煙できなくなった。
 

 そこで、喫煙者が知っておくべき「たばこのこれから」を紹介。例えば、JTは「CLUB JT」で位置情報に基づいて喫煙スポットが検索できる「喫煙所MAP」を提供。加えて、屋内が禁煙になる分、公衆喫煙所などの整備がこれまで以上に整備されている。快適に喫煙するため、最も大切なのは新しいルールをしっかりと守って喫煙することだ。

ゲーム機の抽選販売が相次ぐ

 “巣ごもり需要”も相まって、さらに人気を高めたのが「ゲーム機」。「Nintendo Switch」が品薄になったのは記憶に新しい。そのため、任天堂をはじめ、Nintendo Switchを販売する各社による抽選販売が相次いだ。人気ソフトも同様で、なかなか手に入れることができないケースも多かった。その中で、BCN+Rで多く読まれたのが「Nintendo Switch あつまれ どうぶつの森セット」の抽選販売だ。
 

 Nintendo Switchは、中古品が新品を上回るほど高価で取引されたこともあった。特に、Nintendo Switchとあつ森のセットは、中古品が新品の2倍以上の価格で取引されるほど人気商品。このような状況から、抽選販売に関心が高まったとみられる。

ニーズが高かったGo To Eatキャンペーン

 10月1日に開始となった「Go To Eatキャンペーン」。多くの利用者があったことに加え、多くの飲食店が参画した。
 

 牛丼チェーン「すき家」や回転寿司チェーン「はま寿司」などを運営するゼンショーホールディングスも参加。特に、はま寿司は「くら寿司」や「スシロー」「かっぱ寿司」などの大手寿司チェーンと比べて後発だった。そういった点で、注目を集めたといえる。

検査費は税別2900円

 新型コロナウイルスの陽性・陰性を調べるために必要なPCR検査。費用は、2万台後半から4万円前後までが相場だったが、それを覆す店舗が出てきた。木下グループの「新型コロナPCR検査センター」だ。検査費は、税別2900円と低価格に設定した。
 

 現在、東京の新橋と新宿に設置。また、ウェブサイトで企業や団体、自治体向けに、2500円/1人(税別)で配送・集配式を使った検査も受け付けている。手軽に検査できる場があることによって、「感染らない・感染さない」の遂行につながるといえそうだ。