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白馬エリアの3スキー場、新型コロナ感染防止対策を徹底して冬季営業を実施

販売戦略

2020/09/14 19:00

 白馬観光開発は、長野県北アルプスエリアの「HAKUBA VALLEY」スキー場である「白馬岩岳スノーフィールド」「白馬八方尾根スキー場」「栂池高原スキー場」で2020~21年の冬季営業で来場者に安心して楽しんでもらえる環境を提供するため、新型コロナウイルス感染症への感染予防対策方針を固めるとともに、シーズン券の販売を9月10日に開始した。

「HAKUBA VALLEY」スキー場のイメージ

 白馬岩岳スノーフィールド、白馬八方尾根スキー場、栂池高原スキー場では、20~21年の冬季営業を開始するにあたって政府・自治体による新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた方針を踏まえて、オープンエア以外の場所での感染防止対策を徹底し、来場者に安心して白馬の大自然の中でウィンタースポーツを楽しんでもらえるよう、さまざまな対策を講じていく。

 チケット販売関連では、オンラインチケット販売の促進とチケット売り場でのキャッシュレス決済の促進、入場申込書の記入または接触確認アプリ「COCOA」インストールの協力要請による万が一感染者が出た場合の来場者への連絡手段の確保、ケット購入前の手指の消毒液の設置、チケットカウンターなどでもアクリル板などを用いた隔離を行う。

 ゴンドラ、リフト関連では、ゴンドラ搬器の乗車ごとの消毒実施、ゴンドラ乗車時における他グループとの乗り合いの禁止、リフトにおけるグループ以外での乗り合いの禁止(3人乗り、4人乗りでのグループ以外の乗り合いでは1席以上間隔を空け、前を向いて乗車)、ゴンドラ、リフト乗車中のフェイスマスク/グローブ着用の協力依頼、待ち列での間隔保持のための案内板掲示を徹底する。

 レンタル関連では、ウェアなどレンタル品目の使用ごとの消毒・クリーニング、レンタルショップ入店前の手指の消毒液の設置と来場者への強力依頼を行う。

 レストラン、ショップ関連では、屋内レストランの席数削減とソーシャルディスタンスを保った席の配置、屋外席の増設やテイクアウトメニューの充実による混雑緩和、定期的な換気、室内での座席数の大幅減少、カウンター席の増設、向かい合って座るタイプの座へのアクリル板の設置、入店前の手指の消毒液設置と来場者への協力依頼を実施する。

 従業員は、現在も出勤前の検温とその結果の報告義務付けており、さらに来場者の前で必ずマスクなどを着用し、必要に応じて手袋も着用するほか、カウンターで可能な限りアクリル板などによる隔離を行う。

 3スキー場では、通常価格よりもお得に購入でき、ランチの割引や近隣の温泉施設を無料で楽しめるなど、さまざまな特典も用意する、シーズン券の早割販売を実施する。
 
「白馬岩岳スノーフィールド」の料金

 白馬岩岳スノーフィールドの早割シーズン券販売期間は9月15日~12月10日。通常シーズン券販売期間は12月11日から。
 
「白馬八方尾根スキー場」の料金

 白馬八方尾根スキー場の早割シーズン券販売期間は9月25日~10月30日。通常シーズン券販売期間は10月31日から。
 
「栂池高原スキー場」の料金

 栂池高原スキー場の早々割シーズン券販売期間は10月1日~11月30日。早割シーズン券販売期間は12月1日~20日。通常シーズン券販売期間は12月21日から。

 なお、白馬エリア(長野県大町市、白馬村、小谷村)は、観光庁による「国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業」の支援地域の一つとして選定されており、白馬観光開発で同事業も活用しつつ、3スキー場の整備に取り組むために新たな降雪機の導入などを行う。

 白馬岩岳スノーフィールドでは、スキー場上部から山麓をつなぐコースに増設することで、昨シーズンよりも早く山麓まで滑走できるようにする。白馬八方尾根スキー場では、山麓の名木山ゲレンデを中心に増設し、初心者やファミリーゲレンデの積雪を確保するとともに、山麓までの滑走可能期間をさらに長くする予定となっている。

 さらに、栂池高原スキー場では山頂から中腹エリアに増設し、小雪の状況でも早期オープンを目指すほか、山頂から中腹エリアまで例年より長い期間、滑走できるようにする。