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新型コロナで非正規雇用の5割以上が収入減、減ったシフトを埋めるには?

 新型コロナウイルスによる影響は雇用や収入にまで及んでいる。リクルートの調査によると、緊急事態宣言などでアルバイト・パート先の仕事(シフト)が減った人は、5割以上だった。同時に収入も減少している。家計や学業への影響も避けられない。こうした悩みを解消するため、“あるサービス”が注目を集めている。

アルバイト・パートで働く人に新型コロナによる経済的な影響が出ている

 リクルートが実施したのは、アルバイト・パートに関するアンケート調査。調査機関はマクロミルで、7月10日~14日の期間にインターネット上で行った。有効回答者数は1032人。内訳は、男性の学生アルバイト407人、主婦パート6人、フリーター103人、女性の学生アルバイト258人、主婦パート82人、フリーター176人だった。

 回答者の中でも、8割以上シフトが減ったのは全体の19.9%、50~79%ほど減った人は14.1%、20~49%ほど減ったのは19.4%。また、収入が80%以上減ったのは18.9%、50~79%程度減ったのは14.5%、20~49%程度減ったのは23.6%だった。
 
 

 減った収入を補うため、生活を切り詰めるケースも出てきている。家計や学業への影響も複数回答で集計したところ、もっとも多かったのは「趣味への支出を減らした」で30.8%だった。
 

 次いで「交際費の支出を減らした」が30.2%。「服飾費などの支出を減らした」が26.2%、「食費や光熱費、交通費などの支出を減らした」が22.5%、「貯蓄額を減らした」が20.0%、「通信費や動画系サービス、アプリなどへの支出を減らした」が6.5%、「家賃や学費、習い事などの支出を減らした」が6.4%。一方、「影響はない」との回答も36.4%あった。

 生活への影響も深刻なことから、「この先の経済的な不安を感じますか」という質問に対し、「この先の」「非常に不安である」と回答したのは23.9%。「不安である」は48.3%と、合計で6割以上の人が不安を抱いていることが分かった。

 不安を抱えたまま事態の好転を待つのではなく、改善しようという動きもある。「新たに仕事を探そうと思うか」聞いたところ、肯定したのは45.2%。なかでも7割以上が新しい仕事を探していた。候補として多く挙げられていたのは「短期・単発バイト」。アンケートでも「今後、1日だけ働く単発バイトを探す機会が増えそうですか」といった質問に対し、39.5%が「増えそう」と答えていた。
 

 ただ、短期や単発のバイトを1件1件申し込んでいたら、それだけで手間がかかる。申し込みのたびに面接があれば、さらに負担は増す。こうした悩みを解決するために注目されている“あるサービス”というのが、単発バイトアプリだ。

 単発バイトアプリは、個人情報や職歴を登録すれば面接なしで1日だけすぐに働けるサービス。突然空いてしまった日や時間があるときに、そこに合わせて仕事を入れることができる。掛け持ちや減ったシフトを補うためには適したサービスといえるだろう。

 例えば、リクルートジョブズが提供する「ジョブクイッカー」では、勤務開始の1時間前まで応募を受け付けているので、急にできたスキマ時間を埋められるのが特徴だ。面接もなく、アプリ内のメッセージ機能で採用担当者とやり取りすることができるため、一つのアプリ内で完結するのも利用者にとってはうれしい。

 採用までスムーズに進むポイントは、プロフィールの空欄を少なくしておくこと。面接がないため、書類のみの選考になるからだ。自らの経験を細かく記しておけば、信頼にもつながる。単発バイトアプリを使って働く場合は、たとえ1日だけの仕事であっても快適に働けるよう、できるだけ詳しく書いておこう。