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夏以降もテレワーク需要は継続! 売れ筋モデルの傾向に変化

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、7月のノートPCの販売台数前年比は114.8%だった。最もテレワーク需要が高まっていた5月・6月から数字は落ちているが、まだまだ成長の余地はありそうだ。


 PCメーカー各社の上位陣では、成長度合にやや差が出ている。富士通(121.9%)・レノボ(123.1%)・アップル(134.9%)・ASUS(153.7)は前年比を大きく超えたが、NEC(93.8%)・Dynabook(96.3%)は前年並みにとどまった。

 販売台数シェアの週次推移では、順位に大きな変動がない。NECと富士通、レノボとアップル、DynabookとASUSが抜きつ抜かれつしながら一定のシェアをキープしている。
 

 シリーズ別ランキングでは、NECの「LAVIE Note Standard NS600/NA」がトップ。注目したいのは、「LAVIE N15 N1565/AA」「LIFEBOOK AHシリーズ FMVA42E1」のような2020年春以降発売の最新モデルが早くもトップテン圏内にランクインしていることだ。
 

 テレワークによって自宅PCの使用時間が伸びていることや求められるスペックが高まっていることから、価格ではなく性能を重視するユーザーも増えてきているようだ。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。