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OPPOが販売台数シェア2位に浮上、5月のSIMフリースマホ市場分析

 全国の家電量販店ECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、5月におけるSIMフリースマートフォンの販売台数前年同月比は112.4%だった。3月・4月と新型コロナウイルスの影響で大きな前年割れが続いていたが、ようやくプラスに転じた。


 市場全体では回復基調にはあるものの、個別では苦戦を強いられているメーカーも多い。上位陣では、ファーウェイが75.2%、シャープが87.9%と前年を割った。好調なのはOPPO。前年比151.2%で市場をけん引している。販売台数シェアでも2位に浮上した。週次の推移では、OPPOとシャープが抜きつ抜かれつの競り合いをしながら、首位のファーウェイにじりじりと近づいている様子が分かる。
 

 シリーズ別の販売台数ではファーウェイ「P30 lite」が21.5%と突き抜けた。発売は1年近く前になるが、人気が再燃している。注目したいのは、6位にランクインしたTinno Mobile Technology「Rakuten Mini」。5月27日から楽天会員が「Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)」とセットで購入すると、税別1万7000円の一括価格が1円に値引きされるキャンペーンを実施している影響で販売台数が急増している。(BCN・大蔵 大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。