VAIOは5月19日、長野県にあるVAIO安曇野本社工場のモバイルPCの生産能力を2019年5月の生産台数比で最大2倍に増強する体制を、5~6月にかけて構築すると発表した。新型コロナウイルス対策による外出自粛で拡大しているテレワーク需要に対応する。

モバイルPCの生産体制を2倍に増強するVAIO安曇野本社工場

 VAIOが実施した独自調査によると、約9割の企業がテレワークを実施もしくは実施を検討している一方で、全社に導入済みの企業は約3割に過ぎないことが分かったという。政府が掲げる「オフィス出勤者の最低7割削減」の目標とは乖離が生じている。
 

 VAIOでは、導入が進んでいない背景に、テレワークを実現するためのモバイルPCやPCセキュリティの確保などインフラの整備が追い付いていない実態があると推測する。

 また、テレワーク用PCを選ぶ基準として、価格以上に軽さや薄さなど持ち運びやすさ、セキュリティ、バッテリの駆動時間などを重視していることが分かった。目先の在宅勤務だけでなく、長期的なニーズも踏まえてフレキシブルに勤務できる機能や性能に高い関心を寄せているという。
 
 
「VAIO SX12」(左)と「VAIO SX14」

 生産増強となるVAIOの対象モデルは、「SX12」「Pro PJ」「SX14」「Pro PK」「S13」「Pro PG」などとなっている。また、4月中旬から法人向け直販ECサイト「VAIOストアビジネス」で、LTEモジュール搭載でウェブ会議をどこでもできるモバイルPCを最短3営業日で納品する取り組みを開始している。