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コロナに苦しむ飲食店を先払いで応援「さきめし」にサントリーが1億円の支援

販売戦略

2020/05/14 20:00

 Gigiは、飲食店支援プロジェクト「さきめし」について、同活動に賛同したサントリーホールディングス(サントリー)から、飲食店支援のための資金拠出(1億円)とウェブサイト開発やマーケティング活動の支援を得て、5月25日から手数料無償化、寄付施策、サイトリニューアルなど、新たな取り組みを行う。

代金先払いでコロナで苦しむ飲食店を応援する「さきめし」

 Gigiでは、昨今のコロナウイルス禍で休業・営業自粛などの苦しい経営環境におかれている飲食店への支援を目的として、将来の飲食代を先払いする、さきめしプロジェクトを3月9日から展開している。

 今回、サントリーからの支援を得たことによって、コロナウイルス禍の鎮静後の飲食店の営業通常化を待たずに、飲食店の手元に現金を迅速に届けることができる仕組みを強化し、政府や自治体による支援だけでなく、消費者が主役となる飲食店支援の輪を大きくしていきたい考え。

 具体的な取り組みについては、「さきめし(または、ごちめし)」に登録している飲食店に対して、一律で現金の寄付を行う。サントリーの拠出金の一部に加え、5月25日から31日まで支援者による任意の寄付を受け付け、これらを合計した寄付金を6月上旬に分配する予定。

 また、支援者の「先払いチケット」購入の際に発生する決済手数料をサントリーが負担することで無償化し、支援者による支援金がそのまま飲食店に届くようにする。手数料の無償化は5月25日に開始し、サントリーが拠出する寄付金と先払いチケットの手数料負担額の合計が1億円に達するまで実施する。

 Gigiとサントリーの広告プロデュース・ウェブ制作チームがタッグを組み、さきめしの基盤となるウェブサイトのリニューアルを行う。後日、店舗で食券として利用できる先払いチケットを購入して応援する仕組みを簡単に利用できるようにする。

 飲食店や参加者の思いがダイレクトに伝えられるサイトとし、また、サービス利用時にSNSにシェアしやすく、そして飲食店に応援メッセージを送ることができる仕組みをつくり、気持ちの面でも支援を広げるサイトを目指す。

 さらに、現在、約2000店(5月8日時点)が登録しているさきめしを大規模に展開するために、サントリーの国内営業網や公式SNSアカウントなどを活用して、飲食店経営者や消費者向けに情報を発信する。また、事業者登録手続きのスムーズ化や問い合わせ対応能力の向上を図ることで、参加店舗の拡大を目指し、支援の輪を広げていく。