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自粛要請後も東京都の消費者は週の買い物日数・回数ほぼ変わらず、家計簿アプリ「CODE」から

データ

2020/05/13 12:30

 リサーチ・アンド・イノベーションは、家計簿アプリ「CODE(コード)」に登録されたレシートと商品バーコード情報をもとに、東京都から“買い物は3日に1回程度に”という買い物自粛要請が出された4月23日を境にした前後1週間の、東京都の消費者による買い物データを5月11日から公開している。

東京都における買い物自粛要請前と要請後では週あたりの買い物日数はほぼ変化なし

 調査は、4月23日を境にした前後1週間の4月16~22日、4月24~30日の期間における、東京の消費者1万2119人の買い物データをもとに行われている。

 買い物自粛が要請される前(4月16~22日)と、要請後(4月24~30日)の買い物日数を比較すると、1週間の平均買い物日数は要請前が3.25日、要請後が3.17日とほぼ変わらず、むしろ週に4日以上買い物をした人が微増した。
 
要請前と要請後の、1週間の平均買い物回数もほぼ変わらず

 要請前と要請後の、1週間当たりの平均買い物日数の比較では、要請前が6.25回、要請後が6.12回と、平均値がわずかに下がっているものの、ほぼ変わらない結果となっている。ただし、0回の人数が微増、20回以上の人数が微減した。
 
要請後は9~14時台での買い物が増加、17時以降は顕著に減少

 買い物をした時間帯は、要請後の方が要請前よりも9~14時台が増加し、17時以降が大きく減少している。
 
要請後は1回の買い物当たりの購入商品点数がわずかに増加

 1週間のレシート1枚当たりの平均購入商品点数は、要請前が5.68点、要請後が5.80点と、要請後の方がわずかに商品点数が増えた。
 
要請後は1回の買い物あたりの支払い金額が137円増加

 1週間のレシート1枚当たりの平均合計金額は、要請前が1695円、要請後が1832円と、要請後に1回の買い物当たりの金額が137円増加している。
 
要請後は「農産物」「生麺・ゆで麺」「納豆」「豆腐」の購入が増加

 購入された商品の内訳では、買い物自粛要請前から、巣ごもり消費で内食需要がもともと高かったものの、要請後は買い物日数を抑えるためか、「農産物」が大幅に増加した。また、「生麺・ゆで麺」「納豆」「豆腐」なども増えている。