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中古のNintendo Switchが4万6000円超え、新品価格より1万6000円も高い

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2020/05/10 12:00

 家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」の品薄状態が依然として続いている。中古品は、新品の価格を上回っており、通常価格で入手するのが難しい。各販売店はオンラインで抽選販売を実施しているが、接続が不安定になるほどアクセスが殺到してしまう状況だ。

オークファンで「Nintendo Switch 本体(Lite除く)」と検索した結果(5月8日12時現在)

 国内最大級のショッピング・オークション相場検索サイト「オークファン」で、「Nintendo Switch 本体(Lite除く)」の価格相場を「入札が多い順」で並べた結果、ページ内(1~51件)の平均価格は5月8日12時の時点で4万6651円。実勢価格である税別2万9980円と比べて、1万6671円高い。
 
新作ソフトの人気や生産・出荷の遅れから品薄状態が続くNintendo Switch

 同じ条件で4月3日に検索した際は3万8314円、4月21日時点で4万5067円だったことから、価格が徐々に上がっていることが分かる。中古価格高騰の背景には、新型コロナウイルス感染症によってNintendo Switch本体の生産・出荷が遅れる一方、感染拡大防止に向けた外出自粛要請を受けた“巣ごもり需要”の増加。これらに伴う需要が供給を上回る状況がある。

 特に、『Nintendo Switch あつまれ どうぶつの森セット』は人気が高く、CtoC向けのフリマサービスで新品の2倍以上の価格で取り引きされるケースも散見される。

 通常価格で入手するのであれば、ECサイトが不定期で実施している抽選販売に参加する必要がある。先着順で販売していたサイトもあったが、抽選販売でもアクセスが集中するなら、先着販売ではなおさらの混雑が予想されることから販売方法を変更している。任天堂の公式オンラインストアでも、4月27日に予定していたNintendo Switch あつまれ どうぶつの森セットの先着販売をいったん見送り、抽選販売に切り替えた。

 緊急事態宣言が延長されたことから、外出自粛要請もさらに長引くことから、Nintendo Switchの需要は依然高いと見られる。抽選販売に参加する場合は、開始直後と終了間際はサイトが混みあうので、焦ることなく申し込むのがおすすめだ。