家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」本体のC2C市場における価格が、値上がりを続けている。すでに新品価格を大きく上回っており、1万円以上高い値段設定も珍しくない。新型コロナウイルス感染症の影響による生産・出荷の遅れや、拡大防止に向けた外出自粛要請が出ていることなどから、需要と供給のバランスが崩れている状況だ。

Nintendo Switchの中古価格は徐々に高騰してきている

 国内最大級のショッピング・オークション相場検索サイト「オークファン」で、「Nintendo Switch 本体(Lite除く)」の価格相場を「入札が多い順」で並べた結果、ページ内(1~51件)の平均価格は4月21日11時時点で4万5067円。メーカーの希望小売価格である税別2万9980円と比べて、1万5000円以上高い。
 
オークファンによると、4月21日11時現在のおおよその平均価格は4万5067円

 同じ条件で4月3日に検索した際は、平均価格が3万8314円だったことから、徐々に値上がりしていることが分かる。「あつまれ どうぶつの森セット」など、特別なモデルが含まれていることも要因のひとつだろう。フリマアプリ「メルカリ」でも、「新品未開封」などと書かれた商品が高額で出品されており、あげればキリがない。
 
メルカリでもNintendo Switchの高額転売が行われている

 任天堂は2月初めごろから、Nintendo Switchの生産・出荷に遅れが出る可能性があると発表していた。4月2週目には一時出荷が停止し、3週目に再開。以降はオンラインを中心に販売することで、転売目的の来店者などによる店頭の密集状態の回避をはかる。

 オンラインで販売する方法として、ECサイト各社が採用しているのは抽選だ。ユーザー情報の登録を参加条件にすることで、同じユーザーが同じ商品を複数購入するなど、転売目的と思われる利用を事前に察知できるようにする狙いがある。各社の注意書きには「転売目的や不正応募と判断した場合には、応募が無効になる」との記載もあり、転売に対して厳しい姿勢だ。より多くの、本当にNintendo Switchで遊びたい人の手に渡らせるためにも、転売対策は欠かせないだろう。

 また、先着販売の場合に発生する、アクセス殺到によるサイトのダウンや、ネットワーク環境などで優劣が出でてしまうなどのリスクを回避する効果も期待できる。

 ただ、抽選販売の場合でも、受け付けの開始直後や終了間際にはアクセスが集中し、接続が不安定になることもある。そうした場合は、時間を変えてアクセスしてみるといいだろう。抽選販売は急いで申し込んでも当選確率が上がることはないので、落ち着いて申し込むのがオススメだ。

 4月21日以降にオンラインで抽選販売を行うのは、ビックカメラの「ビックカメラ.com」(受付期間:4月21日~4月23日17時59分)、イオンの「キッズリパブリックアプリ」(4月24日11時~4月25日19時59分)、NTTぷららの「ひかりTVショッピング」(時期未定)など。このほか、ECを持たない店舗などが店頭で販売することもある。どうしてもNintendo Switchが欲しい場合は、各店舗のお知らせを細かくチェックするのが近道だ。(BCN・南雲 亮平)