スマートフォン決済サービス「PayPay」の通常還元率が1.5%から0.5%に下がった。クレジットカードと同程度だ。使い慣れないうえに手間も多いコード決済は還元率の高さが強みだったが、今後はユーザーの流出が進むかもしれない。一方で、使い続ける人にとっての朗報もある。下がってしまった還元率は、条件を満たせば1.5%に戻すことができるのだ。

PayPayの通常還元率を元に戻すには二つの条件をクリアする必要がある

 通常還元率が適用されるのは、PayPayの加盟店での支払い時にPayPay残高かヤフーカードを利用した場合、またはPayPayの請求書払いサービスを利用した場合だ。

 通常還元率を引き上げる条件は二つある。ひとつは、前月に100円以上の決済を50回以上行っていること。達成していれば、当月の通常還元率に0.5%加算される。カウントされるのは、PayPay残高かヤフーカードを使った決済。なお、PayPayのオンライン加盟店、請求書払いサービス、Yahoo! JAPANの対象サービスではヤフーカードでの支払いは利用できない。

 もうひとつは、前月の利用金額が10万円以上であること。こちらも達成すると通常還元率に0.5%加算される。カウントの条件は同様。どちらの条件も満たしていると、当月の通常還元率が1.5%になる。2000円の会計を50回繰り返すか、一度大きな買い物をした後に少額ずつ繰り返し使うか、条件を満たす方法はさまざま考えられる。

 付与上限は7500円/回、1万5000円/期間。自分が条件を満たしているかどうかは、PayPayの決済履歴の「PayPayステップ」項目で確認することができる。なお、「Yahoo!ショッピング」など、Yahoo! JAPANの対象サービスで利用すれば通常還元率は1%スタートになる。先述の条件を満たせば、最大2%まで引き上げることができる。
 
PayPayの決済履歴で進捗状況を確認することができる

 同じような施策は他社でも展開されている。例えば、LINE Payには「マイカラー」がある。前月の利用金額に応じて、当月の通常還元率が変動する制度だ。還元率は大きく変わらないが、PayPayよりも細かく段階分けされている。

 還元率が下がったとはいえ、通常還元の概念がない現金よりもお得なのは確か。多少、手間に感じることがあるかもしれないが、PayPayを利用する場合は、通常還元率を意識して使うと、さらにお得な買い物ができるだろう。(BCN・南雲 亮平)