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新型コロナで繁華街・観光地の訪問者減少、位置情報データによる調査

データ

2020/03/08 08:00

 クロスロケーションズは、位置情報データ活用プラットフォーム「Location AI Platform」の特徴エリア別定点観測機能を使用して、新型コロナウイルスに関する人流変化のモニタリングを調査した。2019年12月と20年2月初旬を比較して、全国の観光地・繁華街で訪問者が減少しているという。

銀座、新宿ともに2020年2月の人流は19年12月よりも大幅に減少
 
時間ごとのデータからも、人流の大幅な減少が明らかに

 銀座・新宿エリアの観光地・繁華街では、週末を中心に訪問数が約20%減少する傾向がみられており、海外からの観光客も多い銀座では、約25%減少している。減少の原因としては、飛行機の減便やバスツアーの中止などが考えられる。
 
すすきのエリアにおける20年2月の人流も、19年2月および12月と比較して大幅に減少
 
曜日・時間帯ごとでは、土曜・水曜・木曜の夕方は減少が大きいものの、金曜の夜に大きな変化はみられない

 札幌・すすきのエリアでも、19年12月と比較して訪問数が約30%減少しており、19年2月ごろとの比較でも訪問数が約30%減少した。

 とりわけ、土曜夕方の訪問者が約40%減少したほか、水曜・木曜の夕方も訪問数は約30%減少している。ただし、金曜の夜に大きな変化はなかった。
 
京都・伏見エリアでは、人流が約40%減少した時間帯も

 京都・大阪の観光地・繁華街では、20年2月の人流が19年12月と比較して約25%減少。外国人観光客に人気の京都・伏見エリアでは、19年と比較して約40%減少した時間帯もみられる。

 調査期間は、19年2月1~7日、12月1~7日、20年2月1~7日。調査場所は新宿、渋谷、銀座、札幌など全国20カ所。

 クロスロケーションズは、「Location AI Platform」を実際に試せる無償デモ&ハンズオンキャンペーンを実施する。申し込み受け付けは3月31日まで。