混戦続くSIMフリースマホ市場、増税反動から復調の兆し

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、1月のSIMフリースマートフォンの販売台数前年比は111.5%を記録。増税の影響で前年割れが続いていたが、ここにきてようやく復調の兆しがみえはじめた。


 メーカー別では勢いに差が出ている。OPPO(212.7%)とシャープ(112.5%)で前年を超え、ファーウェイ(80.9%)とASUS(64.6%)は前年割れとなった。週次の販売台数シェアではファーウェイがトップをキープしているものの、後半にかけて他社との差が詰まった。1月20日週は上位4社が10ポイント圏内にひしめく大混戦となった。
 
 
「HUAWEI P30 lite」が首位をキープ

 シリーズ別ではファーウェイの「HUAWEI P30 lite」が前月から0.8ポイントアップの15.5%を獲得して首位に立った。2位にはシャープの「AQUOS sense3」がランクイン。3位はOPPOの「OPPO Reno A」、4位は同じくOPPOの「OPPO A5 2020」だった。(BCN・大蔵大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。