毎年、3月中旬~月末は引っ越し繁忙期。すでに、引越業者の3月分の申込受付は始まっている。いくつかの引越業者は、「スマートフォン(スマホ)決済」とも呼ばれるバーコード決済サービスに対応しているので、決済サービスごとに対応状況をまとめた。なお、2020年1月9日時点のウェブサイト情報を参考にしている。

昨シーズンとは違い、スマホ決済が使えるように(一部の業者・エリアのみ)

意外に少ない? それとも多い? 大手引越業者のスマホ決済サービス導入

■楽天ペイ(アプリ決済)

 アート引越センターとアリさんマークの引越社(引越社/引越社関東)で利用が可能。引越社は真っ先に楽天ペイ、続いてPayPayを導入した。

■d払い

 日本通運は、東京23区の一部など、対応エリアに限り、楽天ペイ(アプリ決済)、LINE Pay、PayPay、メルペイ、d払い、WeChat Pay、Alipayの利用が可能。さらに20年1月14日からは、利用可能エリアを全国に拡大する。
 
1月14日以降は全国で提供

■LINE Pay・PayPay

 ともに引越社と日本通運で利用が可能。PayPayは、サービス開始の直後に大幅還元キャンペーンのインパクトと加盟店の多さから支持され、各種ユーザー調査でトップを獲得しており、3月の繁忙期までに導入企業の増加を期待したい。

■メルペイ

 バーコード決済限定で、アート引越センターと日本通運、引越社で利用が可能。なお、アート引越センターは、8月にプレスリリースで大々的に発表したものの、現在、ウェブサイトでは積極的にメルペイ対応をアピールしていない。

アリさんマークの引越社は経産省キャッシュレス事業で5%還元

 アリさんマークの引越社は、積極的にバーコード決済サービスを導入しており、しかもバーコード決済に限り、経済産業省が行っている「キャッシュレス・消費者還元事業」の5%還元対象となっている。
 
アリさんマークの引越社のキャッシュレス・消費者還元事業の取り組み(ウェブサイトより)

 例えば、楽天ペイ(アプリ決済)で決済すると、1回2万5000ポイントまで還元される。PayPayでも同じく月2万5000円相当が戻る。つまり、引っ越し代が家族4人で税込50万円の場合、2万5000円戻って実質47万5000円、学生1人で税込5万円の場合、2500円戻って実質4万7500円で済む。

 複数の業者から見積もりを取って比較する、作業時間帯を業者まかせにして料金を下げる、不用品の処分にフリマアプリを活用するなど、引越にかかわる費用は工夫次第で節約できる余地がある。その一つとして、利用予定の業者が対応しているなら、店舗での買い物同様、スマホ決済の利用を検討してみよう。(BCN・嵯峨野 芙美/ファイナンシャルプランナー)