戦後から5年以上が経過した1950年代は、冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビが「三種の神器」として庶民の憧れの商品だった。高度経済成長の60年代になると、カラーテレビ、エアコン(クーラー)、自動車(カー)が「3C」として憧れの的になった。

 「平成」となった2000年代は、「デジタル三種の神器」としてデジタルカメラ、薄型テレビ、DVDレコーダーが選ばれた。始まったばかりの「令和」はどうなるのか。パナソニックは1月8日、「令和の家電 三種の神器」が「4K/8Kテレビ」「冷蔵庫」「ロボット掃除機」であると発表した。
 
パナソニックの調査「家電のトレンドや需要とテレビの使用」
(以下同じ)

 同社が実施した全国20~60代の男女600人を対象に行った調査結果によるもの。令和の家電 三種の神器と聞いて思い浮かぶものをあげてもらう設問で、4K/8Kテレビが45%、冷蔵庫が37%、ロボット掃除機が27%と上位だった。特に、4K/8Kテレビはどの世代でもトップになった。

 4K/8Kテレビが18年12月に新4K/8K衛星放送がスタートしたことと、19年がラグビーなどスポーツの国際大会が多く開催され、家でスポーツ観戦を高画質で楽しみたいニーズが高まったと分析する。

 50年代に人気だった冷蔵庫は、令和でも再び復活。もはや生活必需品だが、共働き世帯の増加によるまとめ買いやホームフリージング、つくり置き保存が増えたこと、大容量ながらもパーシャルなど鮮度良く保存できる機能への憧れ、アイランドキッチンなどキッチンとリビングが一体化した空間が広がったことでデザイン性の高い機種への憧れが人気を高めていると考えられる。

 同じように、ロボット掃除機も共働き世帯の増加で、人がいない隙間時間に掃除を済ませたいニーズのあらわれかもしれないという。

 年代別では、20代、50代、60代がテレビ、冷蔵庫、ロボット掃除機を上位にあげているというのも興味深い。30代は、2位がスマートスピーカー、3位が冷蔵庫。40代は、2位が冷蔵庫、3位がスマートスピーカーとなった。
 
 

 「家庭で所有する家電」の設問では、冷蔵庫(95%)や電子レンジ(94%)、掃除機(91%)がほぼ所有されているものの、4K/8Kテレビ(20%)やロボット掃除機(10%)、スマートスピーカー(8%)がまだ低いことが分かる。