キャッシュレスといえばクレジットカードが有名で、ポイント還元率が1%を超えればお得感があった。しかし、スマートフォン(スマホ)決済サービスの登場によって、もはや1%還元が当たり前、20%還元などのキャンペーンや「ポイントの2重取り」と常識を覆す事態となった。また、政府の「キャッシュレス・消費者還元事業」もあり、2019年はキャッシュレス決済の可能性や選択肢が非常に広がったといえる。そこで、「結局どれがおすすめなの?」を徹底解説。自分に合ったサービスを見つける参考にしてほしい。

PayPay


 最初におすすめしたいサービスは、「100億円キャンペーン」などでも注目を浴びた「PayPay」だ。特徴は、ヤフーカードとの連携で残高をチャージする際に1.5%のPayPayボーナスが獲得できる。さらにヤフーカード自体に1%のポイントが付与されるので、実質2.5%分のポイントが手に入る仕組み。

 例えば、ヤフーカードでPayPayに1万円チャージすると、「1万円×1.5%=150ポイント」分のPayPayボーナスと、「1万円×1%=100ポイント」分のTポイントを獲得できる。他のスマホ決済サービスと比較して、キャンペーンにも力を入れている。なお、「PayPay決済」「PayPay残高チャージ」へのTポイント付与は1月31日で終了する。

楽天ペイ


 次におすすめしたいキャッシュレスサービスは、楽天スーパーポイントとの連携が強力な「楽天ペイ」。楽天カードや楽天銀行で、すでにご存じかもしれないが、楽天スーパーポイントは日本で使える最も便利なポイントといっても過言ではない。というのも、楽天市場という大型通販サイトで「1ポイント=1円」として現金のように利用できるからだ。

 楽天ペイのポイント還元率は楽天カードと合計すると、キャンペーン中の今は6%。通常時はPayPayとヤフーカードの組み合わせに少し劣るが、ポイントの使い道を考慮するとクオリティが高いといえそうだ。

Suica


 最後におすすめするキャッシュレスサービスは、電車に乗るだけでポイントがたまる「Suica」だ。電子マネーの1種で、従来は事前に現金をチャージすれば利用でき、ただ単に「電車に乗りやすい」というメリットだけが目立っていた。しかし、19年10月1日からJR東日本の路線に乗ればポイントがたまる仕組みへと変更になった。

 具体的には、カードタイプで200円ごとに1ポイント。「モバイルSuica」については、50円ごとに1ポイントと還元率2%で、他のキャッシュレス決済と比較しても見劣りしない。JRを利用するケースが多ければ、とりあえずSuicaでキャッシュレス決済を味わうのも手だ。

 キャッシュレス決済サービスのベスト3を選ばせてもらったが、基本的にどれを選んでも損はしないはず。20年は、キャッシュレス決済事業者による既存ユーザーの確保に拍車がかかると予想される。つまり、既存ユーザーがさらにお得に感じるキャンペーンが増える可能性を秘めているわけだ。急なキャンペーンに対応するためにも、お気に入りのキャッシュレス決済を決めておく方がいいだろう。(フリーライター・平本 良太)