「Reno」シリーズでシェア倍増&認知度向上

 19年春にOPPOは日本市場における第2フェーズの戦略を明らかにした。3月に開催された発表会で、鄧宇辰代表取締役は19年の国内市場における方針を提示。中でも、注目を浴びたのが「次の10年を象徴するブランド」としていた「Reno」シリーズの展開だ。

 その先陣を切って7月に発表されたのが「OPPO Reno 10x Zoom」。従来のスマホカメラの弱点であった高倍率ズームレンズ(ハイブリッド10倍)を搭載した同モデルは、新時代の到来を予感させた。ほかにも、本体上部から飛び出してくるピボットライジングカメラでノッチレスのフルビューディスプレイを実現するなど、これまでにも増して見所の多い端末だった。
 
ハイブリッド10倍対応の高倍率ズーム撮影が可能な「OPPO Reno 10x Zoom」

 そして、極め付きが10月に発売した「OPPO Reno A」だ。3万円台のリーズナブルな価格で、有機ELディスプレイ、防水・防じん性能、Felica対応、Qualcomm Snapdragon 710、AIカメラなどを漏れなく備える同モデルに、すぐさま市場は敏感に反応。シェアを一気に20%近くまで押し上げた。
 
発売後すぐに爆発的ヒットとなった「OPPO Reno A」

 さらにダメ押しで投入されたのが、「OPPO A5 2020」。こちらは2万円台で4眼カメラや5000mAhの大容量バッテリを搭載するなど、コスパモデルの常識を覆した。OPPO Reno Aとキャラが被らないところもうまい戦略だ。両機種は、11月のシリーズ別販売台数ランキングで2位と3位を獲得。これにより、OPPOのメーカーシェアは11月時点で21.4%の過去最高値をマーク。年初から倍増した。
 
「OPPO Reno A」と異なる個性をもつ「OPPO A5 2020」も市場から高評価を得ている

 12月19日に開催された記者説明会では、20年に向けた6つの取り組みが発表された。その中には、いよいよ元年を迎える“5Gスマホの発売”も含まれている。OPPOは、5Gに関連する多数の特許を取得しており、グローバルで業界をリードしている。すでに5Gが実用化している海外市場では対応モデルも展開しており、日本市場でもそのノウハウが存分に生かされるはずだ。

 Felica搭載スマホしかり、高倍率ズーム撮影ができるスマホしかり、タイムリーに市場が求める製品を提供する技術力の高さは、まさにOPPOがこの2年間で証明してきたところ。これと日本市場のニーズを的確につかんできた分析力が掛け合わさることで、5G時代における同社のプレゼンスはさらに高まるのではないだろうか。

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