日本電機工業会(JEMA)は10月24日、2019年9月度における白物家電の国内出荷金額が2385億円(前年同月比120.2%)と発表した。長梅雨の影響で7月は前年同月比85.8%だったが、8月の111.7%に続いて2カ月連続のプラスとなった。10月の消費増税の影響で、高付加価値製品の出荷が増えた。

9月の白物家電の国内出荷金額は前年同月比120.2%

エアコンの上期出荷台数は過去最高

 金額ベースの19年度上期(4~9月)合計は1兆3801億円(前年同期比105.5%)と前年を上回り、過去10年で最も高い出荷金額になった。
 

 上期の主要商品の台数ベースにおける国内出荷も、冷蔵庫と洗濯機以外の全ての項目で前年同月比でプラスになった。ルームエアコンは、7月の天候不順が続いて需要が落ち込んだが、梅雨明けから気温が上昇して猛暑が続き630万8000台(102.7%)。データで確認できる72年上期以降で過去最高の出荷台数になった。

 冷蔵庫は217万5000台(99.7%)で、大容量帯が前年並みだったが、少人数世帯向けの中容量帯の機種が増加傾向にある。

 洗濯機は239万3000台(109.9%)となり、全自動洗濯機のうち8.0kg以上の大容量タイプが、まとめ洗いや大物洗いのニーズに増税の駆け込み需要が加わり好調だった。

 掃除機は、213万9000台(95.8%)で前年を下回った。キャニスタータイプが減少傾向にある一方で、好きな時に手軽に掃除ができるスティックタイプが引き続き好調だった。

 電子レンジは147万5000台(104.3%)となり、前年同期を上回った。少人数・高齢化世帯の増加で、シンプルな単機能レンジが二桁伸長した。

 ジャー炊飯器は、263万台(108.6%)と前年同期を上回った。インバウンド需要の減少後、市場は横ばいで推移しているが、高機能製品の市場トレンドは継続している。

 新築やリフォーム需要で好調だったIHクッキングヒーターは、38万5000台(107.1%)で前年同期を上回った。