消費増税による消費マインド低下を防ぐ手段として、政府肝入りで推進されている、キャッシュレス・ポイント還元事業(消費者還元事業)。2020年6月までと期間が長いこともあって、販売店の導入が徐々に進んできている。スマートフォン(スマホ)決済サービス各社も合わせてキャンペーンを展開しているが、今週はトラブルも多かったようだ。10月6~12日で話題になったキャッシュレスニュースを振り返る。

アクセス集中で障害発生 PayPay感謝デー

 PayPayは、10月5日にサービス開始1周年を記念した「PayPay感謝デー」を開催。店舗を限定しない20%還元キャンペーンは大盛況だったが、当日夕方ごろにアクセス集中で障害が発生。現場では混乱が生じた。
 

 ユニクロとコラボレーションした「PayPayでのお支払いでヒートテックを1枚買うともう1枚無料キャンペーン」が並行して開催されていたこともあり、同店舗も混乱に巻き込まれた。
 

検索アプリに不具合 キャッシュレス・ポイント還元事業

 トラブルとまではいえないが、キャッシュレス・ポイント還元事業自体でも不満の声があがっている。問題になっているのは、対象店舗を分かりやすくするためにローンチした「対象店舗検索アプリ」。地図上のピンの位置と実際の住所が一致しないなどの不具合が発生している。経済産業省のキャッシュレス推進室は、大幅な修正とアップデートを10月中に実施する予定だ。
 

自動販売機もスマホ決済でお得に

 PayPayとLINE Payは、10月7日にCoke ONアプリに対応する自動販売機(自販機)と連携したキャンペーンを開始した。期間は11月3日23時59分まで。今回のキャンペーンは、PayPayもしくはLINE Payで100円以上のコカ・コーラの商品をCoke ON対応の自販機で購入すると、毎週100円相当のポイントを付与するというもの。毎週、PayPayとLINE Payそれぞれで100円相当を獲得でき、4週合計で最大800円相当が戻ってくる。
 

PayPayフリマ登場! 送料無料キャンペーンも

 ヤフーは、スマホ決済サービス「PayPay」のブランド名を冠したフリマアプリ「PayPayフリマ」(iOS版)の提供を10月7日に開始した。Android版の提供は10月末を予定する。スマホ決済のPayPayと連携し、PayPay残高で支払うと、決済額の1%分のPayPayボーナスが戻ってくる。
 

 10月7日~11月30日23時59分の期間、出品者にとって負担の大きい送料をYahoo! Japanが全額負担する「PayPayフリマが出品者の送料を全額負担! 送料0円キャンペーン」を実施する。総額は明示されていないが、送料負担額が一定金額に達した場合、キャンペーンは途中でも終了する。

 増税直前・直後は活発化していたスマホ決済キャンペーンだが、今週はやや落ち着いてきた印象だ。来週開催される注目のキャンペーンでは、「誰でも最大12%戻ってくる!LINE Pay生活応援祭」などがある。また、クレジットカード系のキャンペーンでは、開催期間が長いものも多い。スマホ決済にこだわらず、幅広い決済方法を利用するとよりお得ができるはずだ。(BCN・大蔵 大輔)