ヤフーは、スマートフォン(スマホ)決済サービス「PayPay」のブランド名を冠したフリマアプリ「PayPayフリマ」(iOS版)の提供を10月7日に開始した。Android版の提供は10月末を予定する。ヤフーは、PayPayフリマによる個人間取引(C to C)市場への参入を6月下旬に発表していたが、いよいよ先駆者メルカリや楽天のラクマを追撃する。

10月7日にスタートした「PayPayフリマ」

 PayPayフリマの最大の狙いは、個人が不要になったものを出品してやりとりするフリマアプリにとどまらず、PayPayボーナスライトなどの電子マネー「PayPay残高」と連携したことだ。

 PayPay残高がたまる特典やさまざまなキャンペーンを予定しており、たまったPayPay残高は、eコマースサービスのPayPayフリマ、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!をはじめ、150万カ所のPayPay加盟店で利用できるようになる。近日、PayPayと連携した大型キャンペーンを実施する予定だという。10月に開始予定のPayPayモールも、このPayPay経済圏に加わってくるだろう。
 
PayPayフリマのロゴ

 PayPayフリマは、出品者が送料を負担する仕組み。そのため、購入者は全品送料無料になる。PayPay残高で支払うと、決済額1%のPayPayボーナスが戻ってくる。購入者が支払った代金は、売上金からPayPay残高にチャージすることができ、PayPay加盟店で使うことができる。

 また、フリマアプリの取引で手間のかかる価格交渉を機能化するなど、ユーザーの操作負担を軽減した機能も搭載する。

 アプリ提供開始を記念して、10月7日~11月30日23時59分まで出品者にとって負担の大きい送料をYahoo! Japanが全額負担する「PayPayフリマが出品者の送料を全額負担! 送料0円キャンペーン」を実施する。

 配送は、ヤマト運輸の「ヤフネコ!パック」もしくは日本郵便の「ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)」に限られる。また、総額は明示されていないが、送料負担額が一定金額に達した場合、キャンペーンは途中でも終了する。
 
「PayPayフリマが出品者の送料を全額負担! 送料0円キャンペーン」
(10月7日~11月30日23時59分まで)

 同時に10月7~28日の期間、サービスの初回ユーザーを対象に1000円以上の買い物で使える500円オフクーポンを配布する「はじめてのお買い物で使おう! 1000円以上の購入で使える500円OFFクーポン」キャンペーンを実施する。
 
「はじめてのお買い物で使おう! 1000円以上の購入で使える500円OFFクーポン」

 Yahoo! JAPANの調査によると、フリマアプリユーザーでPayPayユーザーは、64.9%がPayPayフリマの購入利用意向があり、68.8%が出品利用意向があり、PayPayフリマとフリマアプリユーザー、PayPayユーザーとの親和性は高いという。

 なお、オークションサイトのヤフオク!との連携では、ヤフオク!で出品している商品のうち「個人出品」「固定価格」などの出品条件を満たしている商品がPayPayフリマでも閲覧・購入できる。長年のヤフオク!ユーザーにとって売り場の拡大に、スマホファーストのPayPayフリマのユーザーにとって商品の選択肢が広がる。