しばらく前に「○○(特定のサービス名)のインターネットサービスとお電話をお使いの方にかけています」と、電話が来た。該当していたので何かトラブルかと思って話を聞いていたが、「新サービスを用意した。回線を変えると早くなる」などと紹介されてから、勧誘の電話だと気が付いた。「お客様サポート」を連想させる名称を名乗っていたが、公式ではない可能性がある。

0800は一見、携帯電話番号に見えるがフリーダイヤルの一種

 「080」から始まる番号なので、携帯かと思って出てしまったが、「080」は「0800」というフリーダイヤル(0120など)の一部。携帯電話からかけているわけではなかった。「お客様サポート」を連想させる名前だと、利用しているサービスでトラブルがあった際に利用するものが連想される。その名を語られては、何かあったのかと誤解する人もいるだろう。

 電話の中では、今の契約を解消して、新たに契約を結ぶように誘導された。しかし、新サービスを開始する時期ではなかった上、説明が不明瞭だった。念のため、公式か代理店かを尋ねると「そういうものではありませんが、賢い方なら変えますよ」といった趣旨の説明をしてきた。いよいよ警戒が強まり社名を尋ねると、「お客様サポート」を連想させる社名を名乗ったのだ。

 「お客様サポート」を連想させる社名の会社は複数あり、実際に正式な代理店を務めている会社もある。ただ、中には「電話がかかってきたから出たら、即刻切られた」と評される電話の掛け方を繰り返す業者もいるようだ。

 近ごろは、「アポ電詐欺」と呼ばれる詐欺も話題になっている。素性の知れない相手からの電話に警戒してしまうのも仕方がないはずだ。今回のような件に限らず、心当たりがない、もしくは違和感のある電話はいったん切り、消費者庁に相談してみると何か分かるかもしれない。想定外の不利益を被らないためには、慎重な行動が重要なる。一方、事業者は正体を明らかにしてから話せば、誤解が少なくなるだろう。(BCN・南雲 亮平)