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【今週のキャッシュレスニュースまとめ】PayPayが使える店舗が急拡大! 増税前にキャッシュレス推進が加速

 お盆明けの今週はスマートフォン(スマホ)決済の導入店舗拡大のニュースが相次いて発表された。10月1日の増税とポイント還元事業開始を前に各社がキャッシュレス推進を加速している。8月18~23日に話題になったキャッシュレスニュースを振り返る。

西友や東急ストアも対応 スーパーを攻めるPayPay

 セブン-イレブン限定の「3社合同キャンペーン 毎週最大300円相当お得な5週間」や飲食店・スーパーマーケット・コンビニで最大20%還元する「ワクワクペイペイ」などのキャンペーンを実施しているPayPay。

 今週は、「西友」「サニー」「東急ストア」などのスーパーマーケットでの導入を発表。9月には最大10%還元の「10時~14時がおトク!家計を応援!スーパーマーケット大還元祭」を開催する予定で、生活に密着した決済手段としてより存在感が高まりそうだ。
 

 8月28日からは、東京の「虎ノ門1丁目」と「西新橋1、2丁目」だけという超エリア限定で最大20%戻ってくる!「勝手にお得っ区(おとっく)」キャンペーンも開催する。21日には、対象となる74店舗をホームページで公開。コンビニ、ビストロやカフェ、レストラン、居酒屋のほか、歯科医院やシューズショップ、薬局など、幅広い業態が参加する予定だ。
 

ミスドが初のスマホ決済対応 10%還元キャンペーンも

 ミスタードーナツは、8月21日にKDDIの「au PAY」を全国の1005店舗(2019年3月時点)に導入した。同店舗によるスマホ決済導入は初となる。
 

 導入を記念して、決済額10%分のau WALLET ポイントを還元する「1,000万円分のau WALLET ポイント還元キャンペーン」も実施。1万円までの利用が適用条件。期間は、8月23日から9月30日までとなる。

JCBが大型還元キャンペーン スマホ決済で20%還元

 先週発表されたニュースになるが、ジェーシービー(JCB)が8月16日に開始した「JCBでスマホ決済!全員に20%キャッシュバックキャンペーン!」も紹介しておきたい。これは最大1万円を上限に、期間中のスマホ決済の利用合計金額の20%をキャッシュバックするというものだ。
 

 キャンペーンサイトでエントリー、スマホに「Apple Pay」または「Google Pay」を設定して決済するのが条件。対象カードは、JCBグループ発行の個人カード、一部のビジネスカードで、キャッシュバック時期・方法がカード種別によって異なる。Apple Payの場合はJCBクレジットカードのみ。

 注目したいのが、複数枚のJCBカードを所有していれば全てのカードがそれぞれ対象になることだ。家族カードも対象で、もし夫婦で2枚所有していれば、上限金額は1万円×2枚で2万円になる。期間も、12月15日までと長く開催しているので、新規でカードを発行してもキャンペーンに間に合う。

消費増税後のポイント還元事業 各社が対応を続々発表

 10月1日の消費増税後の需要平準化のために実施される「キャッシュレス消費者還元事業」を巡って、各社の動きが活発になっている。中小・小規模事業者を対象にした取り組みで、消費者は対象店舗でキャッシュレス決済を利用した場合、国から最大5%の還元を受けることができる。
 
 
 8月20日に大手コンビニ4社(セブン-イレブン/ファミリーマート/ローソン/ミニストップ)は、支払い時にポイント還元ではなく、その場で2%分を割り引く方式をとることを発表。翌日には、大手ECサイトのアマゾンジャパンも5%の即時充当に対応することを発表した。

 すでに消費増税を見据えた商戦は盛り上がり始めているが、9月に突入する来週以降はキャッシュレスをはじめ、さまざまな対策が発表されることが予想される。モノによっては、増税“後”の方が安くなるケースもあるので、各社の動きに注視しながら、お得に買い物したいところだ。(BCN・大蔵 大輔)