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ドライブレコーダー上半期No.1はコムテック、高単価モデルの需要高まる

 全国の主要家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計した「BCNランキング」のドライブレコーダー部門で、2019年1月1日~6月30日の販売台数シェアでNo.1を獲得したのは、コムテック。18年の年間販売台数No.1に輝いた同社がトップを維持した。


 同期間における市場全体の販売台数前年比は107.5%と好調を維持している。中でも、上位のコムテック、JVCケンウッド、ユピテルの支持が高く、3社で7割以上のシェアを握っている。今回、No.1のコムテックは前年比103.8%と好調だが、それ以上に伸長しているのが2位のJVCケンウッド。142.3%という高い伸び率でシェアを増やしている。
 
上半期No.1を獲得したコムテックの「ZDR-015」と販売台数前年比で142.3%という高成長率を示した
JVCケンウッドの「DRV-MR740」。2カメラタイプの需要が高まっている

 注目したいのは、各社ともに高単価のモデルが売れ始めているということだ。市場全体の販売金額前年比をみると、124.1%で販売台数以上に数値を上げている。高齢者ドライバーの事故やあおり運転のニュースが相次いだことで危機意識が高まり、前方の事故だけでなく、後方からの追突も確認できる2カメラタイプが支持されるようになってきている。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。