今週は身近な店舗でスマートフォン(スマホ)決済が対応するニュースが多く報じられた。サーティワンやくら寿司など全国に店舗を構える企業の導入によって、ユーザー拡大が促進されそうだ。業務提携で注目したいのが「WeChat Pay」を運営する中国のテンセントと阪急阪神百貨店。7月14日~7月20日に話題になったキャッシュレスニュースを振り返る。

くら寿司が楽天ペイに対応 ポイントの三重取りが話題に

 楽天ペイメントは7月16日、スマホ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」が、回転寿司チェーン「無添くら寿司」の全国店舗で9月末までに利用可能になると発表した。
 

 無添くら寿司では、2017年に楽天グループの共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」を導入。店舗で楽天ポイントカードもしくは楽天ポイントカードアプリを提示することで200円(税別)の食事に付き1ポイントの「楽天スーパーポイント」をためることが可能。ユーザーは、楽天ペイと楽天カードに加え、楽天ポイントカードのポイントもあわせてためることができ、ポイントの三重取りが可能となる。

サーティワンがPayPayとOrigami Payに対応

 7月17日、B-R サーティワン アイスクリーム(サーティワン)は全国の約1100店舗でスマホ決済サービス「PayPay」と「Origami Pay」に対応した。
 

 PayPayは現在、飲食店の決済金額の最大20%を還元する「ワクワクペイペイ」を実施中。ランチタイム限定(11~14時)だが、8月末まではお得にアイスを購入することができる。

 Origami Payも詳細は未定だが、独自にキャンペーンを実施する予定。クーポンによる割引や還元比率の引き上げ、もしくは第8弾まで実施している「オリガミで、半額。」などの可能性が考えられる。

上新電機がゆうちょPayに対応 登録先着キャンペーンも

 上新電機は、7月17日、ゆうちょ銀行のスマホ決済サービス「ゆうちょPay」に全国のジョーシングループ225店舗で対応を開始した。
 

 ゆうちょ銀行が展開している「ゆうちょ Payデビューキャンペーン」にも対応。ゆうちょ Payに登録すると先着100万人に現金500円をプレゼントする。期間は5月5日から9月30日まで。

「ビック買取マネー」で査定金額から5%増額

 ビックカメラグループは、デジタル家電の売却が得になる独自の決済サービス「ビック買取マネー」の提供を7月17日に開始した。買取カウンターを設ける全国のビックカメラグループ各店(全国175カ所)で使わなくなったデジタル機器を売った際に査定金額を現金の代わりに受け取れる。
 

 ビック買取マネーでの受け取りを指定すると、査定金額から5%増額した金額となる。たまったビック買取マネーは、ビックカメラグループの店舗やECサイトで1円単位で利用することが可能だ。12月31日までの期間限定で増額率が5%から10%にアップするキャンペーンも同時に開催。なお、10月に買取アプリ「ラクウル」でも対応する予定で、店頭だけでなくアプリでの売却でもビック買取マネーを受け取れる。

阪急阪神百貨店が「WeChat Payスマート旗艦百貨店」に認定

 世界で8億人以上が使うスマホ決済サービス「WeChat Pay(微信支付)」を展開するテンセント・ホールディングス(騰訊控股有限公司)とエイチ・ツー・オー・リテイリンググループの阪急阪神百貨店は、7月16日に同百貨店が「WeChat Payスマート旗艦百貨店」として中国国外で初めて認定されたことを発表した。
 

 2017年にWeChat Payを初めて導入し、18年9月までに全国14店舗あるうちの9店舗に拡大。決済だけでなく、レストランのテーブルにあるQRコードを読み取るだけで、店員を介さずに食材などが中国語で書かれたメニューから選んで注文できる「レストランQRコードオーダー」など、中国人旅行客向けのサービスの開発や導入も進めている。

 19年には、WeChatの公式アカウントでAI(人工知能)を活用した「店内案内」や海外VIP顧客グラブ会員カードの電子化なども開始。中国人旅行客に向けて先進的な取り組みを提供してきたことが、「WeChat Payスマート旗艦百貨店」の認定につながった。

プレミアムフライデーはPayPayで!

 7月26日のプレミアムフライデーには、PayPayが7月の11時~14時に飲食店やスーパーマーケットで実施している最大20%還元キャンペーン「いつもどこかでワクワクペイペイ」の「PayPayランチ」が18時まで延長される。早めの夕飯にも間に合いそうな時間だ。(BCN・大蔵 大輔)