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【今週のキャッシュレスニュースまとめ】PayPayがスーパーや飲食店で拡大中! コインレスのコインランドリーの発表も

 キャンペーンが話題先行になりがちなキャッシュレス界隈だが、今週は加盟店の拡大や新たな試みが目立った。6月16~22日に話題になったキャッシュレスニュースを振り返る。

LINE Payが韓国の決済サービスと連携

 LINE Payは6月17日、韓国の決済サービス「Naver Pay」とのサービス連携を6月17日に開始した。今後は、LINE Pay加盟店でNaver PayによるQRコード決済が可能になる。
 

 これまでは店舗側が新たに決済サービスを導入する際、それぞれ個別に導入手続きを行う必要があった。これからは、LINE Payの導入と同時にNaver Payも導入することができる。

 Naver Payのモバイル決済利用者数は、韓国人口の58%を占める3000万人に上る。月間決済件数は3800万件。導入すれば、1位の中国に続いて訪日客数が多い韓国からの観光客の呼び込みに活用できる。

コインランドリーなのにコイン“レス”

 WASHハウスは6月17日、全国のコインランドリー「WASHハウス」に設置してある洗濯機・乾燥機でスマートフォン(スマホ)決済を可能にする「WASHハウスアプリ」の開発を発表した。
 

 アプリでは、利用したい洗濯機・乾燥機の選択、連携したスマホ決済サービスでの支払い、運転の開始などを行うことができる。また、運転残り時間やキャンペーン情報、お得情報など、順次機能を拡張していく予定だ。



 対応するスマホ決済サービスについてはまだ決定していないが、担当者によると「現在主要になっているサービスを導入したい」とのこと。新しい業種でのスマホ決済対応はこれからますます進んでいきそうだ。

離島にドローン配送 支払いは「楽天ペイ」

 楽天と西友は6月17日、神奈川県・横須賀沖の猿島にバーベキュー(BBQ)用の食材や飲料、救急用品などを配送するサービスを今夏に開始すると発表した。実施期間は7月4日から9月までの約3カ月間。離島の一般ユーザーへのドローン商用配送サービスとしては国内初。
 

 注文するには、「楽天ドローン」専用アプリをスマホにダウンロードし、西友 リヴィンよこすか店で扱う精肉や野菜、酒、飲料、消耗品、救急用品など約400品目から選択する。支払いは、スマホ決済の「楽天ペイ」を使う。配送料は税込500円。

楽天ペイがビックカメラグループで利用可能に

 同じく楽天ペイ関連では、6月20日からビックカメラコジマソフマップの全店で利用可能になった。楽天ペイを利用した際のポイント付与率は、ビックポイントが8%、楽天スーパーポイントが0.5%。楽天ペイの支払い元となるクレジットカードを「楽天カード」に設定すると、楽天ペイ分の0.5%と楽天カードの1%が同時に付与される。
 

サーティワン アイスクリームがPayPayを導入!

 現在、ドラッグストアで最大20%還元する「いつもどこかでワクワクペイペイ」を実施しているPayPay。7月からは還元対象がスーパーマーケットと飲食店に変更されるが、これに備えて加盟店が拡大している。
 

 6月18日にサーティワン アイスクリームが導入を発表。全国の約1100店舗で7月17日から利用可能になる。 なお、既に一部の店舗で導入しており、PayPayによる決済を利用できる。

 PayPayは、6月14日に北海道のスーパーマーケットチェーン「コープさっぽろ」での対応を発表するなど、続々とスーパーマーケットと飲食店を加盟店に加えている。6月中に、まだ新たな加盟店の発表が控えていそうだ。(BCN・大蔵 大輔)