調査会社の米IDCが1月30日に発表した2018年における全世界のスマートフォン出荷台数シェアによると、2位のアップル(14.9%)に3位のファーウェイが14.7%まで迫ったことが明らかになった。アップルの出荷量が2億880万台だったのに対し、ファーウェイは2億600万台。その差はわずか280万台。1位はサムスンの20.8%だった。


 17年の出荷台数シェアは、アップルが14.7%、ファーウェイが10.5%で4.2ポイントの開きがあったが、18年に0.2ポイント差まで一気に詰めた形だ。出荷台数の年間の伸び率でも、アップルが前年比3.2%減だったのに対し、ファーウェイは同33.6%増と勢いの違いが鮮明になった。

 直近の18年第4四半期(10~12月)は、全体で3億7540万台で同4.9%減となり5年連続で減少。アップルは11.5%減の大幅な落ち込みで、昨年秋から投入されたiPhone XS Max/XS/XRなどの不振が影響した。

 一方のファーウェイは43.9%増の好調を示したものの、年末から年明けにかけて勃発した米中貿易摩擦による中国での消費の急激な冷え込みなどより、今後も予断は許さない状況だ。IDCでは「政治的、経済的な不確実性と継続的な物価上昇により消費者の不満が高まっている」としている。