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AI・IoT技術を活用したセブン-イレブン初の省人型店舗が開店

販売戦略

2018/12/28 12:00

 セブン-イレブン・ジャパンとNECは12月17日に、マイクロ・マーケット(小規模商圏)への本格的な展開を目的とした、AI・IoT技術を活用した初の省人型店舗の実証実験として、東京都港区に「セブン-イレブン三田国際ビル20F店」をオープンした。なお、同店を利用できるのはNECグループの社員のみとなる。営業時間は7時30分~18時。

コミュニケーション・ロボット「PaPeRo i」が接客支援する
「セブン-イレブン三田国際ビル20F店」

 約26平方メートルの広さで、「セブンカフェ」を含め、約400品目を扱う「セブン-イレブン三田国際ビル20F店」では、NECとして国内初導入となる「顔認証による決済」を採用。ウォークスルー顔認証によって来店客の顔情報で認証を行い、スムーズに自動ドアを開き、接客を支援するコミュニケーション・ロボット「PaPeRo i」が来店客の顔画像から年齢や性別を推定し、属性に応じたおすすめ商品を提案する。決済は顔認証のほか、社員証を用いた決済にも対応しており、映像解析によって遠隔での売り場管理、特定エリアへの侵入検知を可能にした。
 
カウンター側から見た店内イメージ

 ほかにも、顔画像を活用した「ターゲット広告サイネージ」、冷蔵庫などの設備情報を24時間自動収集して安定稼働をサポートする「設備の稼働管理」、販売実績や天気など多様なデータに基づく「AIを活用した発注提案」といった従業員を支えるシステムを活用し、店舗運営の省人化を図った。セブン‐イレブンはIoT技術を積極的に導入し、より「近くて便利なお店」を目指す。