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ハーマンかソニーか、ワイヤレススピーカーの年間販売台数トップはどっち?

 全国の主要家電量販店ネットショップPOSデータを集計した「BCNランキング」をもとに、デジタル製品のジャンル別販売台数の年間No.1メーカーを決定する「BCN AWARD」。2018年のデータが出揃うまであとわずかとなるなか、ワイヤレススピーカー部門では、ハーマンインターナショナル(ハーマン)とソニーが僅差で競り合っている。

ハーマンとソニーが一年を通して競り合っている

 18年1月1日~12月23日まで集計によると、ハーマンのシェアは31.9%、ソニーのシェアは31.0%で、わずかにハーマンがリードしている状況だ。18年の初頭はソニーが大きくシェアを伸ばしたものの、6月にハーマンが抜いた。9月に一度はソニーが追い抜いたが、11月に再びハーマンがトップに立ち、現在まで順位を維持している。
 
 12月23日までの機種別ランキングのトップ10でも、ハーマンとソニーの製品が交互に並んでいる。現在首位に立つハーマンの「JBL FLIP4」は、IPX7の防水機能に対応したBluetoothスピーカーだ。一方、2位につけているのはソニーの「SRS-XB10」。IPX5相当の防水性能を備えたワイヤレスポータブルスピーカーだ。
 
ハーマンの「JBL FLIP4」(左)とソニーの「SRS-XB10」

 双方とも、アウトドアや浴室などでの使用を想定した、防水かつポータブルタイプのスピーカーが人気を博している。年末の帰省やウィンタースポーツでも活躍が見込まれる製品なので、年末ぎりぎりまで接戦は続きそうだ。どちらが18年を制するのか、最後まで目が離せない。(BCN・南雲 亮平)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。