ヤーマンの第3四半期決算、国内店舗販売が好調で6割増に

経営戦略

2018/03/15 14:00

 美容家電メーカーのヤーマンは3月14日、2018年4月期の第3四半期(17年5月~18年1月)連結累計決算を発表した。店販部門を中心に好調だったことから、売上高は約176億円(前年同期比18.4%増)、営業利益は約45億円(同59.6%増)の大幅な増収増益となった。


ヤーマンを代表する人気の美顔器「RF Beaute フォトPLUS」(左)と女性にも人気の「スカルプドライヤー」

 ヤーマンでは既存の家電量販店や大手百貨店、バラエティショップ以外に、ユーザーが実際に使用感を試せるホテルや美容脱毛専用サロン、直営店など、新規の販売チャネルの開拓に力を入れている。直営店では、美容家電コンシェルジュによるカウンセリングを実施するなど、手厚い接客によるファンづくりやブランドの向上を目指している。

 今回の決算でも通販、店販、直販、海外の4部門のなかで店販部門の売上高が約76億円(62.5%増)と伸び率が著しい。免税店向けの卸売事業が好調に推移するなど、インバウンド需要が引き続き寄与した。

 海外部門は中国EC大手の販売に力を入れたほか、韓国向けに販売を開始するなどで売上高は約25億円(38.9%増)と伸長した。

 通期の業績予想に修正はなく、売上高は約220億円(10.6%増)、営業利益は約45億円(30.7%増)を見込む。