2017年末から18年初頭にかけて、ゲーミングヘッドセットの販売台数が大きく伸長していることが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」のデータから分かった。要因の一つとして考えられるのは、カプコンのPlayStation4(PS4)用ソフト「モンスターハンター:ワールド(MHW)」とDMM GAMESの「PLAYERUNKNOWN‘S BATTLEGROUNDS(PUBG)」だ。

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 15年2月の販売台数を「1.00」とした際のヘッドセットにおけるゲーミングモデルは、17年11月までは例年と似た動きだったが、12月に跳ね上がり、18年1月には2.5倍近くまで成長した。
 
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モンスターハンター:ワールド(MHW)

 急成長した時期と被っているのが、MHWのオンラインベータテスト実施期間と製品版の発売日だ。MHWはオンラインで複数人と遊べるアクションゲームなので、仲間との連携が大切になる。そこで、ヘッドセットをつかったボイスチャット機能が活躍する。リアルタイムでコミュニケーションをとることで、有利に展開をすすめられるからだ。
 
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PLAYERUNKNOWN‘S BATTLEGROUNDS(PUBG)

 また12月21日には、PC版「PUBG」の正式サービスを開始した。「PUBG」はバトルロイヤルのシューティングゲーム。ピークプレイ時の人口は世界で300万人を超え、ゲームプラットフォームのSteamで「最もプレイされたゲーム」に認定されている。PUBGも仲間との密な連絡が戦略のカギになるため、ヘッドセットの活用ニーズは高い。

 ちなみに、「BCNランキング」で2月の機種別ランキングで1位だったゲーミングヘッドセットは、Razerの「Razer Kraken Pro V2 Oval Green(RZ04-02050600-R3M1)」だった。
 
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Razer Kraken Pro V2 Green Oval 

 eスポーツ業界は異業種の吉本興業やJリーグが参入するなど、大きく動き始めている。ゲームプレイヤーが増えれば、それに伴いゲーミング機器の需要は伸びていく。今後はますます市場が高い水準で推移していくだろう。(BCN・南雲 亮平)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。