ノジマは11月7日、2018年3月期第2四半期(2017年4月~9月)の連結決算を発表し、8日に決算に関して会見を行った。それによると、売上高は2341億4000万円(前年同期比114.7%)、営業利益は74億6900万円(133.7%)、経常利益は79億8700万円(135.4%)、四半期純利益は43億8400万円(120.4%)で、増収増益となった。売上高と経常利益については過去最高を記録した。

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 会見のなかで野島廣司取締役兼代表執行役社長は「楽天モバイルの実店舗などを手掛けるITXにノジマの従業員100人を投入した結果、営業利益が前年同期比で約2倍、経常利益が約4.5倍と大幅に伸びた」とコメント。続けて「今までのITXには一つのキャリアに強い派遣従業員が多く、時給制度で効率に難があった。消費者は質を求める傾向になりつつあるため、ノジマの従業員が限られた時間で実践する顧客に寄り添うコンサルティング販売は今後も大切になる」と述べた。

 家電販売はエアコン、洗濯機などが堅調だったが、テレビ、ブルーレイレコーダー、理美容家電などが低調で、市場全体ではほぼ横ばいで推移。携帯電話などの販売は、総務省のガイドラインによる影響でキャリアブランドが引き続き低調な一方、MVNOや格安スマートフォンの普及が拡大した。また、インターネット接続市場は、移動系高速インターネットの契約数が大幅に増加した。

 引き続き、さらなる成長を目指し、各分野への投資も進める。人への投資としては18年3月期には800名の新卒採用を予定し、「メーカー派遣ではない、コンサルティングができる人材の強化を進めていく」(野島社長)。さらに、従業員が個人保有の端末を職場で活用する「BYOD」のコンテンツ強化や、荷運びロボットなどシステムへの投資も促進する。店舗については、デジタル家電専門店で30店舗、キャリアショップでは50店舗の改装を今期中の目標にする。

 好調な業績を受けて、8月8日に公表した18年3月期の連結業績予想を上方修正した。これによると、売上高は4880億円(前期比112.9%)、営業利益が166億円(110.0%)、経常利益が175億円(113.1%)、当期純利益は108億円(106.3%)を見込んでいる。

 11月に発売する55型と49型の4K対応液晶テレビ「ELSONIC(エルソニック)」シリーズを含む、自社で企画・販売するプライベートブランドは、開発次第、順次ラインアップを強化していくという。