シー・シー・ピーの「マホウキ」は、吸引力を競い合ってきた掃除機業界で初となる、吸引機能を持たない次世代の掃除機だ。ヘッドの電動ブラシがほうきで床を掃くように、ごみやほこりを集める仕組み。ごみの除去能力を十分に確保しつつ、今までの掃除機が抱えていた騒音や排気、重さといった問題を解消している。

取材・文/南雲 亮平、写真/松嶋 優子


業界初の吸引機能がない掃除機
進化して帰ってきた現代版ほうき


◇想いを語る人
 

シー・シー・ピー ホームケアプロダクツ部 商品化チーム チーフ 三浦洋一氏

(1)次世代のホウキ

 これまでの掃除機は、強力になるほど吸引機構から出る大きな操作音や排気、本体が重いといった問題をかかえていた。「マホウキ」は、ヘッド部分のロールブラシをモーターで回転させながら、床からごみをかきとる「電動ブラシ式」。集じん能力を損なわず、吸引式の掃除機よりも小さな操作音、排気レス、約1.1kgの軽量化を実現した。
 

コードレス電動ブラシ掃除機「マホウキ ZT-BC15」

(2)ブラシで集じん

 ロールブラシは、やわらかい極細繊維を高密度に配置している。ブラシが電動のモーターで回転しだすと、ホウキで床を掃くように、床面のごみやほこり、ペットの毛などをかきとりながら、ヘッドの背面にあるダストケースに集まる。
 

(3)ごみを逃がさない

 ローラーブラシに髪の毛や糸くずなどが絡んでしまっても、ダストケース上部に互い違いで装着している2列の突起「リフレッシャー」が回収。文化チリトリのように、床面から離れると閉じる仕組みの感圧式のシャッターが、回収したごみの逆流を防止する。
 

<詳細記事>
現代版ほうきの「マホウキ」、開発の背景と名前の由来

※『BCN RETAIL REVIEW』2017年9月号から転載