GW直前はレジャーや観光の需要でカメラ関連の売りのチャンスだ。カメラ本体はもちろんだが、セールストークで販売に結びつけたいのが、最新の周辺機器。必要性や活用シーンを説くことで気づきを与えれば、顧客の納得を引き出すことができるだろう。

周辺機器の選択は販売員の助けが不可欠

 2017年は祝日が土曜日と重なる日が4日あり、まとまった休みが少ない。その分、GWのような大型連休にレジャーや観光の計画を立てる顧客が集中することが予想される。それに伴い、直前には例年以上にカメラ関連のアイテムを買い求める顧客も多くなるだろう。

 自分のレベルや用途に合わせてカメラを選択するのは、顧客にとって難しい作業ではないが、周辺機器となるとカテゴリやアイテム数が多くそうはいかない。販売員の説明が欠かせなくなる。

 専門的になりがちな周辺機器だが、最近は初心者でも扱いやすいモデルが増えている。2月23~26日に開催されたカメラ映像ショー「CP+2017」でも、女性やファミリーをターゲットにする方向性を打ち出すブースが多かった。エントリー機を購入する顧客にも、提案の余地は十分にある。

 今回、紹介するのは撮影あるいは撮影後の鑑賞・管理の幅を広げる四つのアイテムだ。例えば、ポータブルSSDは高価でプロユースの印象があるが、手頃かつ使い勝手にすぐれたモデルも登場している。

 撮影機器で対応が進む4Kもどう楽しめばいいか分からない顧客は多いはずだ。4K液晶ディスプレイならサイズも価格もテレビより手頃で、購入を検討しやすい。製品特性を使用シーンに落とし込んで説明すれば、顧客に気づきを与えることができるはずだ。

提案したいカメラ周辺機器

【ポータブルSSD】

・環境を選ばず持ち歩く
・野外で高速バックアップ

 防滴・防塵・耐衝撃設計で100g以下の重量を実現。リュックのフックにぶら下げるなど、ラフに携帯できる点が魅力だ。HDDを上回る高速転送は野外で手早く撮影データをバックアップするのに向いている。価格もここ数年で手頃になってきた。
 
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【フォトストレージ】

・散逸する写真をまとめて管理
・家族で思い出を振り返る

 さまざまな機器に散逸しがちな写真データを一挙に集約して管理できるだけでなく、タイムラインやカレンダー表示で楽しく振り返ることができる。操作も簡単で、デジタルに苦手意識をもつ女性や年配の顧客にもおすすめだ。
 
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【液晶ディスプレイ】

・4Kホームビデオの再生
・高解像写真の鑑賞

 4K映像の撮影に対応する機材は手の届く価格帯でも広がっているが、高解像映像を表示する側はまだ選択肢が少ないのが実情。フィリップスの「4KウルトラHD液晶モニター」は、高品質で保証期間が長いので、顧客に安心しておすすめできる。
 
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【一脚・三脚】

・初心者でも操作しやすい
・動画撮影にも生かせる

 「EX-547 ビデオ N」は、エントリ層でも操作しやすい使い勝手もさることながら、雲台の動きがスムーズで、動画撮影に向いている点が特徴。動画はカメラ初心者の間でニーズが増しており、魅力を伝えれば、追加販売が期待できる。
 
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※『BCN RETAIL REVIEW』2017年4月号から転載