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本当に日本の金曜日は面白くなる? プレミアムフライデーの仕掛け人に聞く

特集

2017/02/25 11:00

 「プレミアムフライデー」を企画、立案したキーパーソンである経済産業省の住田孝之商務流通保安審議官が2月上旬、BCNの単独インタビューに応じた。ゆくゆくは「どうも月末の日本の金曜日は面白いらしいぞ」と、プレミアムフライデーの取り組みが海外でも話題になり、訪日観光客の増加までつなげたいと語る。


年間を通じたロゴも作成。
毎月実施することで「プレミアムフライデー」のステップアップを図っていく

 着目しているのは「コト消費」であり、狙いは、単に商品がいつもよりお得に購入できる「モノ消費」ではないと指摘する。また、年に一度ではなく、毎月末の金曜日に行われるイベントである点も強調。「プレミアムフライデーは単なる消費喚起策ではなく、『みんなで楽しいことをしようよ』という生活者目線の取り組みです」と説明した。
 

「『コト消費』がポイントになる」と語る住田審議官

 インタビューは、プレミアムフライデーや小売業の課題について聞いた<「プレミアムフライデー」が売り方・生活・働き方を変革><流通の生産性向上のために>と、<コンビニでICタグの実証実験をする理由>の3本に分けて掲載。今後、流通全体で「コト消費」とは「どんなコト?」という研究がさかんに行われるようになれば、住田審議官が当初思い描いた、最初の一歩が踏み出せたことになる。大きな一歩につながるか注目だ。(BCN・細田 立圭志)