富士通は1月31日、ニフティのISPを中心とするコンシューマ向け事業を、4月1日を効力発生日として吸収分割の手法により、富士通が新設する100%子会社(コンシューマ事業会社)に継承し、クラウドを中心とするエンタープライズ向け事業会社「富士通クラウドテクノロジーズ株式会社」と、ISPを中心とするコンシューマ向け事業会社「ニフティ株式会社」に再編するとともに、コンシューマ事業会社の全株式をノジマへ譲渡すると発表した。

 コンシューマ事業会社は、2017年2月設立(予定)の新「ニフティ株式会社」としてノジマグループの一員となる。かつてパソコン通信サービス「NIFTY-Serve」を運営し、2016年2月に創立30周年を迎えた「ニフティ」のブランド価値、提供サービス、顧客基盤の維持を最優先に、ノジマグループの実店舗網や営業力とのシナジーによって、引き続き事業を拡大していく。

 ノジマは、AV関連機器や家庭用電化製品などを販売するデジタル家電専門店と、グループ会社を中心に、携帯電話の販売や関連サービスの提供を行うキャリアショップを運営しており、全国で796店舗(2016年12月31日現在)を展開する。
 
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現ニフティのコンシューマ向け事業を継承した新ニフティは、ノジマグループとなる

 あらゆる家電製品がインターネットを通じてつながるIoT時代、顧客のスマートライフのハブとなるには、通信回線とソフトウェアの設定、それらの継続的なサポート、付随するサービスの提供が必要と判断。デジタル家電や携帯電話の販売という既存のビジネスモデルから、IoT時代を見据えたトータルソリューション企業へと進化するため、株式取得による子会社化を決めた。

 ノジマグループは、家電販売事業、携帯販売事業、インターネット関連事業をグループ内に持つことで、新しい価値・新しい文化を生み出し、今までにないビジネスモデルを作り、従来の家電量販店の枠組みを超えた、トータルソリューション企業を目指す。