<STORE STRATEGY>ビックカメラ あべのキューズモール店

店舗

2016/06/23 18:00

 ビックカメラの約3年振りとなる新店が5月19日、大阪市阿倍野区の「あべのキューズモール」にオープンした。大阪では「なんば店」に続く2店目の出店だ。最先端テクノロジーの体感ブースや家電と書籍のコラボレーションなど、新奇性のある取り組みが目立つが、ターゲットは“地域のファミリー層”。1km圏内に立地する「コジマNEWあべの店」「ソフマップ天王寺店」と相互補完しあいながら、顧客の囲い込みを狙う。(BCN・大蔵 大輔)

<STORE STRATEGY 売場革新>
店舗名:ビックカメラ あべのキューズモール店
店長:石川 智一
場所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目6-1 あべのキューズモール内3階
売場面積:約2500平方メートル
駐車台数:1504台
従業員数:38名(パート含む)
商圏:天王寺周辺
 

ビックカメラ あべのキューズモール店

STORE STRATEGY 1

大阪・第三の都市の攻略戦略

「あべのハルカス」を中心とした都市開発で、大阪・第三の都市として活況な阿倍野&天王寺周辺。「なんば店」でカバーしきれていない大阪南部に商圏を拡大することが目的で、ターミナル駅の天王寺を利用するユーザーの取込みを狙う。1km圏内にはグループ店が2店舗あるが、「あべのキューズモール店」は「トレンド家電・玩具・時計」、「コジマNEWあべの店」は「住設関係」、「ソフマップ天王寺店」は「デジタル家電・中古家電」と得意領域をすみ分ける。
 

STORE STRATEGY 2

書籍をフックに幅広い世代にアプローチ

 同じ売り場内に家電と書籍をレイアウトするのは、幅広い世代の関心をキャッチするためだ。例えば、調理家電コーナーにはレシピ集のような関連性の高いものだけでなく、健康やスポーツなど幅広いジャンルの書籍を並置。家電にあまり詳しくない世代のユーザーにも、接客の切り口が増えることで、より踏み込んだコミュニケーションを取ることができる。
 

STORE STRATEGY 3

“魅せる”外、“品数が揃った”中

 ドローンロボットVRなどの最先端技術を店舗の外縁部や目抜き通りの目立つ位置に展示。実際に触れて体感できるブースも用意した。一方で、通路内側は高い天井を生かした陳列で各ジャンルのラインアップを意識。「新奇性の高い面白いもの」だけでなく、「ユーザーの欲しいもの」がしっかりある。“魅せる”外、“品数が揃った”中、というバランスにこだわった。
 
後半<店長のこだわり 年商目標は40億円>に続く
 
※購読無料の専門紙『BCN Retail Review』2016年7月号から一部改稿して転載

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