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いまがiPhone 4Sをおトクに買うチャンス! 現在実施中のキャンペーンまとめ【2012年8月27日更新】

特集

2012/07/17 21:00

 発売から約8か月という短期間で、国内でのスマートフォンの本格的な普及のきっかけの一つとなった人気機種「iPhone 4」の累計販売台数を超え、「日本で一番売れたスマートフォン」の座を奪った「iPhone 4S」(<a href="http://bcnranking.jp/news/1207/120706_23194.html">詳しくはこちら</a>)。従来のソフトバンクモバイルに加え、新たにKDDI(au)も取り扱いを開始し、互いに競うように、公衆無線LANなどのサービス拡充や各種キャンペーンを展開している。今回は、そんな「iPhone 4S」が通常よりおトクに買える両キャリアのiPhone向けキャンペーンについてまとめた。

最大通信速度はSB版が圧倒、焦点はキャリア独自のサービスに



 「iPhone 4S」は、16/32/64GBの3種類の容量、ブラックとホワイトの2色のカラーから選べる。最近は、両キャリアとも、端末価格が一番安い16GBモデルが人気だ。家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、iPhone 4Sに限ったキャリア別販売台数シェアは、2012年6月末までの累計で、ソフトバンクモバイルがiPhone 4Sの総販売台数(海外モデルを除く)の60.1%を占め、auを20.2ポイント引き離している。

 当初、ソフトバンクモバイルのiPhone 4S(SB版)とauのiPhone 4S(au版)では、利用できる機能に違いがあったが、今年1月から4月にかけて、au版がそれらの機能に順次対応した。現在、SB版とau版の違いは、下り/上りの最大通信速度(下りの場合、SB版のほうが約4倍速い)、au版は通話中に3Gデータ通信ができないが、SB版は通話と3Gデータ通信を併用できること、「通知センター」で通知されるメール着信時の表示形式くらいだ。当初あった機能面の差がほぼ解消した結果、キャリア選びの焦点は、端末価格・料金、電波状況、そして、「公衆無線LANサービス」や「海外向けパケット定額サービス」など、キャリア独自サービスに絞られてきた。

「iPhone 4S」ソフトバンクモバイル版とau版の主な違い
カテゴリ 項目 ソフトバンクモバイル au
端末 通信方式 W-CDMA CDMA
最大通信速度(下り) 14.4Mbps 3.1Mbps
最大通信速度(上り) 5.76Mbps 1.8Mbps
通話中の3Gデータ通信 ×
提供するメールアドレス数 2つ(@softbank.ne.jp、@i.softbank.jp) 1つ(@ezweb.ne.jp)
提供するメールアドレス(キャリアメール)で利用するアプリ メッセージアプリ(@softbank.ne.jp)、
メールアプリ(@i.softbank.jp)
メッセージアプリまたはメールアプリ(どちらか一方、併用不可)
※4月14日のMMS対応まではメールアプリのみ
キャリア独自サービス 公衆無線LANサービスの名称 ソフトバンクWi-Fiスポット au Wi-Fi SPOT
Wi-Fiスポット数 24万以上(2012年4月時点) 10万以上(2012年3月末時点)
海外向けパケット定額サービスの対象エリア数 114(2012年7月11日時点) 100(2012年7月現在)

 他のキャリアに比べて「つながりにくい」と批判されてきた電波状況を改善するため、ソフトバンクモバイルは、「プラチナバンド」と呼ばれる900MHz帯の電波を使用した通信サービスを7月25日から順次開始する予定。「iPhone 4S」をはじめとするプラチナバンド対応機種は、プラチナバンド対象エリア内では、従来よりつながりやすくなるという。理論通り、よりつながりやすくなって、ユーザーレベルで電波状況の改善が体感できれば、これまでのマイナスイメージは払拭されるだろう。同時に今回の「プラチナバンド」サービスは、同社の技術力が試される試金石になるともいえる。

ソフトバンクモバイルが7月25日から順次開始する「プラチナバンド」のロゴ


SB版なら「かえトク」×「のりかえ割」の併用で最大2万3520円もおトク!



 さて、「iPhone 4S」を購入するなら、ソフトバンクモバイルとau、どちらがよりおトクだろうか? まずは、7月17日現在、実施中のiPhone向けキャンペーンの内容を見ていこう。

 ソフトバンクモバイルは、7月31日まで「iPhone かえトクキャンペーン」を実施している。パケット定額サービス「パケットし放題フラット」への加入などの条件を満たした新規契約者と学生に限って、月額980円の「ホワイトプラン(i)」の基本使用料が1年間無料になるというもので、1年間のトータルで1万1760円おトクになる計算だ。ホワイトプランの基本使用料無料の代わりに、1万円分(商品券)のキャッシュバックを選ぶこともできる。

2012年7月25日追記:
「iPhone かえトクキャンペーン」の実施期間は、2012年9月30日までに延長されました。詳しくはこちら

 「iPhone かえトクキャンペーン」は、ソフトバンク携帯電話を対象とした「のりかえ割」とも併用できる。「のりかえ割」の条件は、他社の携帯電話から、ソフトバンク携帯電話にMNPを利用して新規に契約するか、電話番号を変更して新規契約すること。他社からの乗り換えを促し、他社の契約数減・自社の純増数アップを図るための常套手段だ。こうしたキャリアのMNP・新規優遇策に対する批判は多いが、ユーザーとしては活用しない手はない。

 「のりかえ割」の特典「ホワイトプラン基本使用料1年間無料」と、「iPhone かえトクキャンペーン」を併用すると、あわせて2年間、ホワイトプランの基本使用料が無料になるので、1年間1万1760円×2年間の合計2万3520円、通常よりおトクになる。「のりかえ割」の特典は、CMでおなじみの白戸家・お父さんのイラストをあしらった「お父さん自転車 COOL EDITION」をはじめ、1万円相当の四つの選択肢から好きなものを選ぶことができ、「基本使用料1年間無料」以外の他の特典を選んでも、おおむね2万円程度、通常よりおトクな計算になる。

auは既存ユーザーの機種変更も優遇、ただしキャッシュバック金額は半分



 一方、KDDIは、最大2万1000円キャッシュバックする「WE ARE! auでiPhoneキャンペーン」を8月31日まで実施している。キャッシュバックの金額は、他の携帯電話会社からの乗り換え(MNP)の場合は2万1000円、条件に該当するauユーザーの機種変更の場合は1万500円。乗り換えのほうがキャッシュバック金額が高く、乗り換え優遇の姿勢はソフトバンクモバイルと同じだが、現在のauユーザーにも配慮した内容になっている。また、キャッシュバックの代わりに、iPhone 4Sの購入代金だけに充当できるポイントで、キャッシュバック金額と同額を本体価格から割り引くこともできるので、実質的な値引きとみなしてもいいだろう。

2012年8月27日追記:
「WE ARE! auでiPhoneキャンペーン」の実施期間は、2012年9月30日までに延長されました。詳しくはこちら


iPhone向けキャンペーン適用でおトクになる金額の比較
  ソフトバンクモバイル au
端末価格(16GBモデル) 4万6080円(ソフトバンクオンラインショップ価格) 5万1360円(auオンラインショップ価格)
月額費用
※端末を一括払いで購入した場合(分割払いの場合は、右記に加え、端末代金の支払いが必要です
3785円(通常料金5705円-月月割1920円) 4615円(通常料金6755円-毎月割2140円)
2年間の月額費用の合計 9万840円 11万760円
iPhone向けキャンペーン iPhone かえトクキャンペーン/のりかえ割(共通) WE ARE! auでiPhoneキャンペーン
キャンペーン金額(割引額) iPhone かえトクキャンペーン:980円×12=1万1760円
のりかえ割:980円×12=1万1760円
(ホワイトプラン基本使用料無料を選んだ場合、他の特典は1万円相当)
合計:2万3520円
2万1000円(キャッシュバックまたは端末価格の値引き)

【試算条件】
MNPでキャリアを乗り換え、2年間の継続利用を条件に、iPhone 4S 16GBモデルを一括払いで購入してフラット型パケット定額サービスを契約した場合(現在実施中のiPhone向けキャンペーンは利用するが、固定回線とのセット割引き「スマホBB割」「au スマートバリュー」は利用しない)
※別途、通話料(0円~)、ユニバーサルサービス料、契約事務手数料がかかります
※端末価格は、店舗によって異なる可能性があります。また別途、店舗独自の割引きやキャッシュバックが行われている場合があります

乗り換えなら、解約金を支払っても1回線につき約1万円おトク!



 現在、携帯電話は、いわゆる「2年縛り」を前提とした料金プランで契約し、更新月以外、解約金を支払わなければならない条件で使用している方がほとんどだろう。現在、実施中のキャンペーンを利用すると、ちょうどタイミングよく更新月にあたっていれば、1回線につき約2万円、更新月ではなく、解約金を支払う必要があっても、差し引き1万円程度のプラスになる(契約事務手数料除く)。他のキャリアからの乗り換えで「iPhone 4S」の購入を検討している方は、どちらのキャリアを選んでも、今はお買い得のチャンスといえるだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。