• ホーム
  • トレンド
  • ドコモ、dアカウントのログインにWeb認証とパスキーによる新たな認証手段を導入へ

ドコモ、dアカウントのログインにWeb認証とパスキーによる新たな認証手段を導入へ

販売戦略

2022/10/18 18:30

 NTTドコモ(ドコモ)は、dアカウントのログインについて、ユーザーが安心・安全な生体認証などのパスワードレス認証を、さらに簡単・便利に利用できるよう、FIDOアライアンスとW3Cが推進する最新の国際標準技術Web認証(Web Authentication)と、パスキー(Passkeys)による新たな認証手段を、2023年2月(予定)から提供開始する。

dアカウントのログイン、新たな認証手段導入へ

 現在、ユーザーがdアカウントのログインで、生体認証などのパスワードレス認証を使用する場合、「dアカウント設定アプリ」を起動して認証を行う必要がある。今回、Web認証による新たな手段を開始することで、「dアカウント設定アプリ」を事前にインストールや起動することなく、利用するサービスのブラウザ上で、パスワードレス認証を簡単に利用できるようになる。

 たとえば、ドコモオンラインショップやドコモオンライン手続きなど、dアカウントを使用する各種サービスで、ログイン時にパスワードレス認証を使用する場合、「dアカウント設定アプリ」に遷移することなく、ブラウザのみで認証が可能となる。

 加えて、パスキーによる新たな認証手段を開始することで、セキュアなクラウドを介して、ユーザーのデバイスと同期してdアカウントのログインでパスワードレス認証を利用できるため、機種変更時にパスワードレス認証の再設定が不要になるなど、さらに便利に利用することができる。なお、パスキーは、FIDO認証に準拠しており、近年被害が急増しているフィッシング詐欺に対しても効果的な認証方式となる。

 ドコモでは、2015年5月のFIDOアライアンス加盟以降、ボードメンバー企業として、FIDO対応した端末とサービスの提供や、業界全体との連携を通じて、パスワードのいらない世界の実現を目指してきた。FIDO UAF 1.0による「生体認証」を導入し、その後、パソコン・STBへの「スマホ認証」、いつも「パスワードレス認証」を求める機構、Androidでの「FIDO2対応」などに取り組んできた。そして今回、「dアカウント設定アプリ」を必要としない新たな認証手段として、Web認証とパスキーを提供する。