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ナンバーレス・縦型デザインが増えるクレジットカード グラデーションがきれいなウクライナカラーも

 スマートフォン(スマホ)決済サービスのキャンペーンは、最近は「抽選で当たる」方式が多く、運よく1等の「全額還元」や「半額還元」などに当たらない限り、それほどお得にはならなくなった。対して、クレジットカード各社の新規入会キャンペーンやスマホ決済サービスの初めての登録・利用を対象としたキャンペーンは、引き続き、利用額に応じてもれなく還元されるのでお得だ。今回は、最近リニューアルしたデザイン性の高いクレジットカード5点をピックアップした。

国内キャッシュレス決済サービスの利用額1位はクレジットカード

1.三井住友カード(NL)

 三井住友カード(NL)は、カード券面表面からカード番号・有効期限・セキュリティコードの記載をなくし、セキュリティを強化した「ナンバーレスカード」の先駆けとなった。カード番号などのカード情報は、スマホアプリ「Vpass」上で確認する仕組みで、カード券面を盗み見されても安心だ。
 
三井住友カード(NL)/三井住友カード ゴールド(NL)の「NL」はナンバーレスの略。
三井住友カード プラチナプリファードもナンバーレスカードだ

2.エポスカード

 エポスカードは、2021年4月15日以降の申し込み分から、世界的なデザインオフィス「nendo」が監修した凹凸がないエンボスレスの縦型カードにリニューアル。縦型デザインの先駆けとなった。今年6月からは、現在はウクライナ人道危機の支援のため、問題解決後は世界中の難民支援のため、利用額の0.1%分が国連UNHCR協会に寄付される「エポスTOGETHERカード」も展開している。
 
夜明けをイメージしたグラデーションカラーの「エポスTOGETHERカード」
(左:クレジットカード、右:プリペイドカード)

3.PayPayカード

 PayPayカードは利用額に応じてPayPayポイントがたまり、スマホ決済サービスのPayPayで「PayPayあと払い」が利用可能なクレジットカードだ。カード券面表面にカード情報を記載しないナンバーレス仕様で、縦型・横型レイアウトから選べる。
 
縦型・横型レイアウトから好きな方を選べる

4.ジャックスカード

 ジャックスが発行するジャックスカード/ジャックスカードゴールド/ジャックスカードプラチナは、22年7月22日からカードデザインを一新。カード情報の記載先を表面から裏面に移行するとともに、ロゴに使用している模様を幾何学的にデザインした縦型レイアウトに変更した。カラーはジャックスカードがグリーン系、ジャックスカードゴールドがゴールド系、ジャックスカードプラチナがブラック系。
 
縦型レイアウトにリニューアル

5.SAISON GOLD Premium

 クレディセゾンは7月29日に、新たなロイヤルティプログラムを構築したゴールドカード「SAISON GOLD Premium(セゾンゴールドプレミアム)」の募集を開始した。

 年会費は1万1000円だが、年間利用金額100万円以上で、翌年以降、年会費は永年無料となる。券面には、クレジットカードとしては日本初となる「METAL SURFACE CARD(メタルサーフェスカード)」を採用し、ゴールドの上質な輝きと金属の質感を表現した。通常のカードと同様に利用でき、非接触決済(Apple Pay/Google Pay)にも対応する。
 
今年、注目度No.1の新クレジットカード「SAISON GOLD Premium」。
American Expressは8月下旬申込開始予定

 SAISON GOLD Premiumは、デザイン性よりも、対象のシネマコンプレックスで「映画料金1000円」(毎月最大3枚)、「コンビニ・カフェで最大5%ポイント還元」などの独自のゴールド特典が話題になっている。対象カフェはスターバックス コーヒー/珈琲館/カフェ・ド・クリエ/カフェ・ベローチェ。

 クレジットカードを新たに作るなら、還元率だけではなくデザインやカラーにも着目しよう。(BCN・嵯峨野 芙美)