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「#みんなの狂った旅程を教えて」の“狂いっぷり”が清々しいレベル

時事ネタ

2021/11/01 18:30

【いま注目のトレンドワード・61】 以前に比べて気ままに旅行を楽しむことが難しくなった現代。過去に旅した光景を振り返り、ふと物思いにふけることはないだろうか。そんな状況が影響しているのか定かではないが、10月20日のTwitterでは「#みんなの狂った旅程を教えて」というハッシュタグが大賑わいを見せた。
 

誰もが驚く“狂った旅程”の魅力(画像はイメージ)

文字通りの“狂った旅程”が続々と

 さっそくハッシュタグをたどってみると、大袈裟な表現ではなく文字通り“狂った旅程”がずらり。たとえば広島県「宮島」、京都府「天橋立」、宮城県「松島」からなる日本三景を3日で制覇したという投稿が。また博多で水炊き、札幌でラーメンを食べたいがためにわずか1日で約3000km移動して帰ってきた強者も現れている。

 地図上で見る限りはそれほど距離がないように見えても、実際に移動してみるとそのスケールに驚かされることで有名な北海道。1泊2日で札幌・日高地方を経由・釧路・網走・稚内・札幌のルートを周ったケースには、「普通なら3日は欲しいコース」「道外の人が計画したようなめちゃくちゃな旅程を実現してて笑った」などの反響が。

 ビッグスケールな旅をイメージしがちな“狂った旅程”だが、時間と体力があればサっと行動に移せるタイプの旅程にも注目したい。

 例えば地下鉄を使えば所要時間10分ほどのルートなのに、敢えて別路線に乗り換えながらぐるりと迂回して向かったという投稿が好例だ。第三者から見れば「何をしているんだろう」と思える行動でも、旅好きにとっては普段見ることのない車窓を眺めながら移動すること自体がひとつの目的なのかもしれない。

 気兼ねなく旅行を楽しめる日々が戻ってくることを願いつつ、その日に備えて誰もが“あっと驚く”ような旅程を組んでみてはいかがだろう。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている