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北九州市は交通機関が便利! 子どもからシニアまで使いやすいバス

時事ネタ

2021/06/16 17:35

 福岡県北九州市は、2018年、2019年と2年連続で「シニア世代が住みたい田舎部門」第1位に選ばれている(出典:宝島社「田舎暮らしの本」2019年2月号)。1位に選ばれた理由の一つとして、交通の便が優れている点がある。特に、バスが子どもからシニアまで安心して使える。これは、暮らしを豊かにするために大きいといえよう。シニアをはじめ、子育て世代や子どもにとって住みやすい設備やサービスがそろっている北九州市。ここでは、30歳の主婦が生活に利用している様子を紹介したい。

小倉駅から歩いて5分ほどの魚町バス停の時刻表

 北九州市を中心に運行しているバス会社は西鉄バス北九州。主要なバス停は小倉駅バスセンター、魚町、砂津などとなる。主要なバス停から出発するバスは多く、1時間に出発する本数も多い。主要な商業施設やスーパーなどにもバス停が設置されていて、買い物した後にバスを待っている人も多い。

 また、子どもの頃から市内に在住している人の多くは、学校や商業施設から自宅近くのバス停までのバス番号と乗り換えの時間差などを把握している。ちなみに、筆者は就職してから北九州市に住んだため、まだまだその領域に達していない。
 
魚町バス停の電光掲示板

 バス停や観光スポット前のバス停には電光掲示板があり、何番のバスでどこに行くか、いつ頃に到着するのか、何停前にいるのか把握可能。直近の10件が表示されている。バス停に着いたら、この電光掲示板を眺めて自分が乗りたいバスがすぐにくるかが確認できる。読みやすいよう、背景が紺色、文字が白と黄色になっている。

 現在は、「にしてつバスナビ」というスマートフォン用アプリがあり、さらにバスの乗り換えが楽になった。アプリをインストールしておけば、快適にバスの乗り換えや乗るまでの時間を有効活用することができる。

 バスに乗る際は、ICカードを利用する人が多い。シニアもICカードを利用している。西鉄のICカードは「nimoca」。名前の由来は、「Nice Money Card」の略と「バスにも、電車にも、買い物にも、いろいろ使えるオールラウンドなカード」という意味が込められているそうだ。

 なお、バス内の混雑具合はというと、日によって異なるといえるが、休日の昼間で主要バス停間の移動したところ、混んではおらず座ることができた。バスの座席には車椅子を止める場所や、ベビーカーを固定するベルトも設置。新型コロナウイルス対策で換気のために窓を開けて走行したのだが、窓を開けての走行は過ごしやすい季節だと非常に気持ちが良かった。

 北九州市で暮らす上で、とても便利なバス。JRやモノレールと併用すれば、広い北九州市を網羅できる。天候に左右されることもなく、大雨でも大雪でも大抵の場合は動いている。新型コロナウイルスの対策も施されており、安心して乗ることができる。北九州市に在住した際、観光の際などは、ぜひ活用してほしい。(フリーライター・SAWASAKU)