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米国フードデリバリー最大手「DoorDash」が日本市場に参入、仙台市からスタート

経営戦略

2021/06/09 18:30

 オンデマンド・デリバリー・プラットフォーム事業者の米国最大手DoorDashは6月9日、宮城県仙台市を皮切りに日本でのサービスを開始した。同社にとって、アジア市場の進出は初めて。米国以外では、カナダとオーストラリアに続き、日本が3カ国目となる。

仙台市からサービスを開始したDoorDash

 配達エリアは仙台市全域。営業時間は、店舗の営業時間によって異なるが10~24時となる。

 仙台エリアに住むユーザーは、DoorDashアプリを使うことで、既に加盟登録している「オステリアハミングバード」「びすとろぼんてん」「DUCCA」「牛たん炭焼 利久」「うまい鮨勘」「焼肉レストランひがしやま」「ラーメン ビリー」などの地元の飲食店に加え、「牛角」「かっぱ寿司」「吉野家」「ケンタッキーフライドチキン」「ピザハット」「ガスト」「むさしの森珈琲」「丸亀製麺」「ステーキ宮」「フロ プレステージュ パリ」などの全国的にも人気の飲食店から商品を注文することができる。
 
米国最大手のDoorDash

 日本市場参入を記念するスペシャルキャンペーンとして、(1)アプリ登録時から30日間の配送料無料、(2)最初の2回までの注文につき、1回当たりの注文総額から25%オフ(最大割引額1000円)――を実施する。
 

加盟店のメリットは?

 飲食店がDoorDashに加盟するメリットとして、テイクアウトやデリバリーの注文対応のほか、加盟店が手頃な価格で自社のアプリやウェブサイトに導入できる注文・デリバリーシステム「Storefront」(ストアフロント)の活用を挙げる。既に、仙台エリアでは提供を開始しており、加盟店はStorefrontの機能を追加することで、自社のウェブサイトにオンライン注文をシームレスに導入できる。

 Storefrontの国内提供を開始するにあたり、2021年末までサービスの手数料を無料とする。加盟店は決済手数料のみで、システムを利用することができる。