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Google Meetが1位を獲得、ウェブ会議システムの顧客満足度調査

データ

2020/10/17 09:30

 ジェイ・ディー・パワージャパン(J.D. パワージャパン)は、「J.D. パワー 2020年WEB会議システム顧客満足度調査」の結果を10月15日に発表した。調査は、ウェブ会議システムを導入している全国の従業員数50人以上の企業1501社を対象に、7月中旬~8月中旬に行われ、1965件の回答を得ている。

ウェブ会議システムは離れた拠点間での利用が一般的だが、オフィス内リモート会議といった用途も

 調査によれば、ウェブ会議システム導入企業の約7割が「半年以内」に使用を始めたと答えており、ウェブ会議システム導入企業うち、テレワークを導入している企業は65%だった。

 ウェブ会議システムの利用目的として、「国内の別拠点との会議」(81%)、「国内の取引先との会議」(36%)、「社員の在宅勤務」(33%)といった、主に離れた拠点間での会議やコミュニケーションでの利用が上位を占めている。

 一方、「同一拠点内での会議」(19%)という回答もみられ、社内でのソーシャルディスタンス対策として“オフィス内リモート会議”としても利用されている実態が明らかになった。
 
ウェブ会議システム利用中の不具合は「音声が聞き取りにくい」「途中、接続が切れる」「画面共有が遅延する(タイムラグがある)」が上位に

 ウェブ会議システム利用中に発生した、不具合やトラブルについて尋ねたところ、「音声が聞き取りにくい」(35%)が最も多く、「途中、接続が切れる」(26%)、「画面共有が遅延する(タイムラグがある)」(17%)が続いている。
 
「共有画面の画質が悪い・解像度が低い」不具合が、顧客満足度に最も影響

 利用中の不具合やトラブルと、顧客満足度の関係をみると、不具合やトラブルの中で満足度が最も低下するのは「共有画面の画質が悪い・解像度が低い」だった。
 
約半数の企業がウェブ会議システムを販売代理店から導入

 ウェブ会議システムの購入先を尋ねたところ、約半数がIT/OA機器ディーラーや通信機器業者を中心とした、ウェブ会議システムを取り扱う販売代理店を通じて導入している。

 一方、従業員数100人未満の中小企業では、ウェブ会議システムのプラットフォーマーに直接申し込みを行って導入している比率が高い。
 
ウェブ会議システムの顧客満足度1位は「Google Meet」

 ウェブ会議システムの顧客満足度ランキングは「Google Meet」が1位で、ユーザーインターフェース、料金、製品機能で最高評価を獲得した。

 2位に「Zoom」、3位に「Cisco Webex Meetings」がランクインしており、「Cisco Webex Meetings」は音声品質と映像品質で最高評価を獲得している。