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世界シェアNo.1の360°カメラメーカー、年内に日本支社設立へ

 360°カメラの「Insta360」シリーズを展開するArashi Visionは7月10日、販売代理店を務めるSB C&S本社で記者会見を開催、年内に東京に支社を設立すると発表した。

「Insta360」シリーズを展開するArashi Visionが東京支社設立へ
(写真は創業者の劉靖康氏)

 Arashi Visionは2014年に中国・深センに設立。日本ではリコーの「THETA」が市場のパイオニアとして高いシェアを誇っているが、Insta360は158カ国に展開しており、調査会社のFuturesourceによると世界シェアでNo.1に君臨している。

 Insta360は、スマートフォンに接続して使用するモバイルタイプから折り畳み式の2wayタイプまで豊富な製品ラインアップをそろえているのが特徴。高精度の手ブレ補正技術を搭載し、ハイパーラプスなど撮影機能も充実している。各種SNSに直接アップロードできるなど使い勝手も優れ、支持を集める要因になっている。
 
 
上から時計回りに「Insta360 EVO」「Insta360 ONE」「Insta360 Nano S」


 東京に支社を設立する理由について創業者の劉靖康氏は、「日本は中国と米国に続く3番目にシェアが大きい市場で重要視している。カメラ好きの方が非常に多いことに加えて、世界的なカメラメーカーも集中している。彼らに学び、サポート体制などの充実を図りたい」と語った。(BCN・大蔵 大輔)