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エディオンなんば本店、インバウンド向け翻訳ツール「Payke」を最大規模導入

 6月7日にオープンするエディオン最大の旗艦店「エディオンなんば本店」(大阪・中央区)では、インバウンド(訪日外国人旅行客)を対象にした8階の「免税・ウオッチ・忍者パーク」フロアに導入した翻訳サポートアプリ「Payke(ペイク)」の導入が目立った。国内最大規模の導入というから無理もない。薬や化粧品などの商品に記載されたバーコードを読み込むと、効用や成分などの詳細が各国の言語に自動的に翻訳されるのだ。

エディオンなんば本店に導入したPayke

 タブレット端末の「Payke Tablet」は、薬や化粧品棚のエンドに設置されている。使い方は簡単だ。商品のバーコードを端末に読み込ませると、米国、英国、中国、台湾、香港、韓国、タイ、ベトナム、日本のアイコンを表示。自分の国を選択すると、商品に記載している詳細が翻訳して表示される。
 
国内最大規模の導入
 
バーコードを読むと言語のアイコンが表示
 
効用や成分などの詳細が表示される

 エディオンでは、18年6月から4店舗で導入しており、関西国際空港のアクセスがよく、インバウンドが多く観光で訪れる大阪・なんばに立地するなんば本店でも導入した。20年の東京五輪や25年の大阪万博を見据えて、今後、ますます増え続けるインバウンドの接客で役立つだろう。

 Paykeのアプリ版は、日本を訪問する観光客の10人に1人が利用しているという。15年11月にサービスを開始し、国内メーカー約1200社、約30万点の商品データを保有し、アジア圏を中心に390万ダウンロードされている。家電量販では、エディオンのほかにも導入実績があったり、導入を検討したりする企業があるなど、広がりを見せている。