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テレワークを活用して働く人の割合が年々上昇中、国土交通省調べ

データ

2019/04/08 17:00

 国土交通省は3月28日に、「平成30年度テレワーク人口実態調査」の結果を発表した。「テレワーク」を「ICT等を活用し、普段仕事を行う事業所・仕事場とは違う場所で仕事をすること」と定義すると、調査対象者のうち、テレワークという働き方を「知っていた」と回答した人は約3割、29.9%となり、前年度(24.8%)や前々度(18.5%)と比較して上昇傾向にある。


 雇用型就業者のうちテレワーカーの割合は、前年度14.8%から16.6%、自営型就業者のうちテレワーカーの割合は前年度22.2%から24.0%と、どちらも上昇した。
 

 雇用型就業者のうち、テレワーク制度などに基づくテレワーカーの割合は10.8%で、こちらも前年度の9.0%と比較して上昇傾向となっている。年代別にみると、男性に比べ、女性のほうが、どの年代も引くなっている。
 

 そのほか、これまでテレワークを行ったことがない人(非テレワーカー)に、今後のテレワークの実施意向を尋ねた質問では、44.7%が「してみたいと思う」と回答し、前年度(39.8%)から5ポイント近くも上昇した。実施意向のある雇用型非テレワーカーが、テレワークを実施してみたいと思う理由として、「通勤時間・移動時間が削減できそうだから」という回答が70.3%、次いで「自由に使える時間が増えそうだから」と回答した人の割合が68.9%と多くなっている。

 「テレワーク人口実態調査」は、テレワークの普及推進への取り組みの一環として、今後の促進策に役立てることを目的に毎年実施しており、平成30年度の調査では就業者4万名に対して2019年11月にWeb調査で実施した。