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キヤノンが子ども向けカメラのコンセプトを公開 魅力に気づく最初の1台に

販売戦略

2019/03/05 18:30

 キヤノンは、子ども向けの本格的なカメラの製品化を検討している。2月28日から3月3日まで開催されたカメラと写真映像のイベント「CP+2019」で、新コンセプトのカメラとして、子ども向けに開発している「Kids Mission Camera」を参考出展した。

大人のカメラをイメージした子ども向け本格カメラ「Kids Mission Camera」
(参考展示)

 「Kids Mission Camera」は、子どもが憧れる大人のカメラをイメージしたデザインが特徴だ。担当者は、「性能は検討中だが、子どもが使う想定なので、耐衝撃や防塵・防滴などの性能は備える予定。カメラで撮影する楽しさを子どものうちに知ってもらうことで、将来のカメラユーザーにつなげたい」と話す。

 機能としては、子どもが楽しく使えるよう、ミッションモードを搭載。イラストで指定された表情や家具などを撮影して楽しむことができる。操作ボタンにはゲーム機風のデザインを取り入れ、親しみやすさを演出している。本体左右に持ち手を設けて、子どもが両手で持ちやすくした。
 
ミッションモードで撮影した写真は印刷して台紙に貼って飾ることができる
 
操作するボタンはゲーム風のデザイン

 スマートフォンと連携して撮影した写真をWebにアップロードしたり、スマホプリンターに接続して印刷したり、さまざまな使い方をしている。値段については、「子どもにプレゼントできる程度には収めたい。IXYほどの価格が一つの目安になる」と説明。検討中ではあるものの、製品化に期待したい製品だ。