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生活者の移動の実態調査、平日は平均5時間以上外出、移動中はスマホを操作

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2017/12/20 11:30

 博報堂DYホールディングスは、生活動線起点のメディアビジネス開発を支援するグループ横断型組織、博報堂DYグループ「デジタルロケーションメディア・ビジネスセンター」を新設し、取り組みの第一弾として「移動する生活者」に関する調査結果を発表した。

 今回の調査結果から、生活者が平日一日平均5時間以上外出していること、うち平均1時間移動していること、移動中は6割以上がスマートフォン/携帯電話を利用していることなどがわかった。
 

「平日(通勤/通学する日)」に<家または学校・勤務先の外>にいる時間の中で「移動」に費やす時間


 一日の平均外出時間を性・年代ごとにみると、外出時間は男性40代が平均5.8時間、60代が5.8時間、女性10代が5.9時間、60代が平均5.8時間と、それぞれ高い傾向にあった。移動中にスマホを利用している割合は10代・20代の女性が最も多く、8割を超える。60代でも、約3人に一人が利用している。

 また、生活シーンに対応した意識や情報行動の分析結果から、生活動線上のロケーションと気分に応じて変わる「6つのモード(ウォームアップモード/フォーカスモード/ハンティングモード/アンテナモード/ひまつぶしモード/オープンマインドモード)」が浮かび上がったという。
 

生活者の「6つのモード」

 例えば、ウォームアップモードは「ニュース」「天気予報」、ハンティングモードは「検索」「写真」、オープンマインドモードは「SNS/メール」など、「モード」の違いによって情報の弾力性・取得する情報・情報取得に使うメディアなどが変化する実態がわかった。
 

「ウォームアップモード」の詳細

 「デジタルロケーションメディア・ビジネスセンター」は、博報堂DYグループ12社のメンバーで構成。従来のメディアプランニングで用いられてきたオーディエンス属性や検索行動履歴だけでなく、1日の間で変化する生活シーンと無意識下での気分の移り変わりを重視し、適切な対象・時間・場所に応じた最適な情報をオンライン・オフラインの垣根を超えて届けることで、新たなメディアビジネスの開発につなげていく。