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子どものインターネット利用状況、全年齢で動画視聴が最多

 内閣府が0歳~満9歳の低年齢層の保護者を対象に、子どものインターネット利用状況を調査したところ、39.2%がいずれかの機器でインターネットを利用しているとわかった。利用率は年齢が上がるにつれて上昇し、6歳以降は4割を超え、9歳では65.8%に達した。


 インターネットを利用している機器は、スマートフォン(19.4%)、タブレット端末(18.3%)、携帯ゲーム機(7.2%)の順。スマートフォンに限ったインターネット利用率は23.0%で、2歳以降は2割を超えている。
 

 また、77.5%が子ども1人で操作することがあるといい、1人で操作する機器としては、携帯ゲーム機(88.4%)、携帯電話の契約が切れたスマートフォン(86.7%)が上位となった。
 

コミュニケーション・情報検索は7歳から

 子どもがインターネットでよく利用している内容をきくと、動画視聴(85.4%)、ゲーム(65.8%)、言葉・数遊びなど知育(30.4%)が上位となっており、動画視聴は全年齢で多く、ゲームは年齢が上がると、多くなっている。また、コミュニケーションや情報検索は、6歳までは1割未満だが、7歳から利用する割合が大きく増加。特に、情報検索は7歳は14.8%、8歳は21.1%、9歳は34.4%と、飛躍的に伸びている。
 

 いずれかの機器でインターネットを利用する子どもの平日1日あたり平均利用時間は60.9分。2歳~9歳に限ると、54.1分~74.8分と幅があり、7歳が最も長い結果となった。

 「低年齢層の子供のインターネット利用環境実態調査」は、0歳~満9歳の子どもの保護者2000名を対象に、調査員による訪問配布訪問回収(一部、ウェブ調査、郵送回収)を行い、1550名から回答を得た。回収率は77.5%。調査期間は2017年1月12日~1月30日。